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今回は『目からうろこの「化粧水いらない」論があるんです』をご紹介させて頂きます。

どんなに保湿をしても肌が乾燥してしまうこの季節。やっぱり化粧品が合わないのかなあ、それとも洗顔がわるいのかしらと悩んでしまいます。何かいい方法ないかしらとお悩みの方に、爆弾的な発想のお話を知りました。美容家の山本未奈子さんの美肌ルールをご紹介。

健康な肌は健康な体の下地作りから

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肌の乾燥には保湿が大切と聞きますが、スキンケアって外からばかりを考えていますが、保湿という字からみても、保つ湿度ですよね。つまり体の中から水分を外に逃がさないということが一番重要なのです。
まずは水分を逃がさない健康の下地がいります。それには、ものすごく普通のことですが、睡眠、栄養、ノーストレス、適度な運動ということになります。これらすべてが肌の調子に関係してくるのです。仕事が終わらないから残業、それでも残ってしまってストレス。やけ食いで深夜のコンビニ。歩くのは駅までくらい。なんて生活していると、どんなに高い化粧品を使っていても、肌の調子はよくならないのは当たり前です。まずは体の下地作りからコツコツ始めてみましょう。
休みの日には、お風呂に浸かって、睡眠をよくとる。大好きなことにせいを出す。大好きな人(彼でも友達でも、犬猫でも)と話す遊ぶ。美味しいものを作ったり食べたりする。そして、近くを散歩する。え、こんなことから?と思うかもしれませんが、そう簡単なことではないのでは? あー今日は楽しかった、という1日をたくさん作っていきましょう。心からリラックスすることが大事です。そうやって体の中から健康を作り出していきます。保湿はそれから、なんです。では保湿とは?

「保つ湿」は外からはできない

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実は肌の表面からは水分は吸収できません。表面のキメを整えるくらいです。吸収できたらプールやお風呂に入れませんよね。水分は体の中から湧き出てくるもの。それを保ってあげるのが保湿ということになります。スキンケアでできることは水分を逃がさないこと。それには、洗い過ぎない、角質を落としすぎないことと、化粧品は水分を肌に止めておける成分が入ったものを選ぶこと。
潤いでよく聞くのがヒアルロン酸ですよね。保湿としてはセラミド、そしてその上に蓋をするように自然の油分で油膜を張ってあげると水分の蒸発を防げます。スキンケアの基本が分かったところで、最初のステップ、洗顔です。

洗顔の思い込みを捨てる

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冬場の乾燥時期、洗顔を変えるだけで見違えるように肌が元どおりになることがあります。とくにW洗顔をされている方、実はクレンジングだけで、洗顔自体は必要ないことをご存知ですか? 夜はメイクを落とすためにクレンジング。朝もお湯だけ洗顔で大丈夫なのです。それも、お湯も使わなくても、拭き取り化粧水でコットンでやさしくふき取るだけでも実はいいのだとか。コットンを使うのは、メイクなどの汚れが残っているのは良くないのでコットンでその汚れを絡め取ることができるからです。メイク落としも肌に影響のある順からいうと、オイル、クリーム、乳液、ジェルという順に肌に優しくなっていきます。その分「しっかりメイク」も落としにくくなってくるというわけです。メイク落としの原料はやはりお肌にはよくないことはわかっているので、その粒子は比較的大きなもので構成されています。なので、肌からは吸収できないような工夫もされているのです。つまり、クレンジングにアンチエイジングなどの成分が配合されていても肌には浸透していきません。どんなに高価なクレンジングを使っても無駄だということなのです。

化粧水はいらない。必要なのは美容液。

洗顔で汚れを落とせて素の状態になった肌に必要なのは、美容的成分をどんどん肌の奥へ取り込んでくれるものが必要になります。それを、化粧水と勘違いしている部分があります。昔は石鹸で洗顔をしていた時代に肌をアルカリ性から弱酸性にするために化粧水を使っていました。今や優れたクレンジングのおかげで、肌を弱酸性に保つことができるようになり、化粧水の必要性がなくなったそうです。スキンケアというと洗顔、化粧水、乳液(クリーム)という思い込みが、不必要な化粧水に高いお金をつぎ込むことになっています。化粧水は毛穴の引き締めや汚れの拭き取りの目的で使うのがベスト。つまり、クレンジングのあとは、すぐに美容液でいいのです。お風呂上がりにすぐといわれるのも、水分のある状態で使う方が効果があるからです。朝も、お湯洗顔または拭き取り化粧水のあとすぐに使うようにしましょう。美容液は、保湿、美白、たるみ、毛穴など、いろいろありますので、自分のなりたい肌用に美容液を選びましょう。美容液のあとは、乳液やクリームの油分で肌に蓋をしてあげましょう。つまり2ステップで良さそうです。化粧水のお金を美容液につぎ込めるというわけです。

思い込みから、スキンケアは全部使わないといけないのかと思っていましたが、美肌のルールを知ると、何も高い化粧品を買うこともないんだとわかります。
今回、目からうろこのお話は美容家山本未奈子さんの著書「本当に知りたかった 美肌の教科書」から知りました。皆さんもおヒマな時ぜひ読んでみてくださいね。