今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『疲労回復効果もあって血液もサラサラに!今すぐできる玉ねぎの活用法』をご紹介させて頂きます。

一般の家庭で週に数回は食卓に並ぶ野菜の代表と言えば玉ねぎですよね。値段も手頃で、大人も子供も大好きな野菜のひとつです。何気なく普段口にしているそんな玉ねぎには、健康に関する様々な効果が秘められています。そこで今回は玉ねぎが体にどのような効果をもたらしてくれるのかと活用法についてお話していきます。
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玉ねぎの特徴と歴史

日本で玉ねぎが生産され始めたのは明治時代のことです。それ以後、大正、昭和、平成と品種改良や効率的な生産方法が研究されて、現在ではアメリカの次に玉ねぎを多く生産しているのが日本となっています。玉ねぎの特徴と言えば独特の臭みと調理している時に涙が出てくることが1番に挙げられます。その要因となっている成分が「硫化アリル」というものです。この硫化アリルには、コレステロールの代謝を促進してくれたり、血液をサラサラ効果、疲労回復などの健康効果がありますので、ぜひ覚えておいてください。また、玉ねぎには美容効果として、体内の不純物や毒素を排出してくれるデトックス効果もあります。吹き出物やニキビに悩んでいる人には、特に玉ねぎはおススメの食材となります。
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玉ねぎの調理方法を知る。

玉ねぎは好きなんだけれど、家では調理したくないという人も少なからずいるのが現状です。その大きな要因が玉ねぎを切る際に涙が出たり、目が痛くなったりする症状が出ることにあります。このような症状は前述した硫化リアルが要因なので、調理前に15分以上玉ねぎを冷やしてから切ることをおススメします。玉ねぎを冷やしておくことにより硫化リアルが飛び散るのを防ぐことができますので、涙を流しながら調理する必要がなくなります。玉ねぎを冷蔵庫から取り出して素早く切り終わることがポイントになります。
玉ねぎの保存方法についてですが、基本は直射日光を避けた暗い場所に保存しておくことがベストです。玉ねぎの大敵は湿気にありますので、梅雨の時期は特に保存に気を配ることが重要です。
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バターとアレンジする調理法

玉ねぎを使った料理は多くありますが、特にバターとの相性は抜群です。調理法としてまず、玉ねぎをみじん切りもしくはスライスした状態で準備しておきます。その後、フライパンを温めてバターを入れて、フライパン全体にバターが広がったら準備しておいた玉ねぎを投入します。その後、中火で玉ねぎがきつね色になるまで炒めていきます。焦げることが心配な人や芯まで火が通ったか心配な人は、フライパンに蓋をして30秒ほど蒸らす時間を作っても構いません。しばらくするとバターと玉ねぎがこんがり焼けた匂いが部屋中に充満して食欲をそそることになります。炒めただけの玉ねぎですが、そのまま食べても十分おかずとして成り立ちます。牛肉や鶏肉を入れてソテーすればちょっと洋風な料理の完成となります。バターだけで物足りない人は、軽く塩コショウをふり掛けて味を調整していきます。
このバターと玉ねぎの組み合わせはコーンスープの具材として使用することもできます。コーンスープにバターの香りが加わるので朝食としても十分いただける美味しさに仕上がります。ただ、お味噌汁やお吸い物といった類にはあまり相性が良くありませんので、汁物に玉ねぎを使用する時には普段通り茹でた玉ねぎを使用することをおススメします。

今回は家庭料理の食材として馴染みの深い玉ねぎの活用法についてお話してきました。今回ご紹介してきた調理法の他にも玉ねぎはカレーライスやサラダ、お刺身の添え物などにも使っていくことができます。自分と家族が1番美味しいと思える玉ねぎ料理を作って、健康に役立ててみてはいかがでしょうか。