花粉症から副鼻腔炎の危険性!

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『副鼻腔炎とは・・』をご紹介させて頂きます。

花粉症で毎日鼻水やくしゃみ、目のかゆみで苦しんでいる人は多いと思います。
現在では、数多くの花粉症対策の飲み薬や目薬が市販されていて、その症状を緩和できるようになりました。

ある調査によるとスギ花粉症の有病率は全国で20%を超えると報告されていて、少なくともこのスギ花粉症アレルギー性鼻炎全体とともに増加していることは明確となっています。これからますます花粉症に罹患する人が増えるようです。

私たちは花粉症に対してあまり危惧せず、対症療法を行っていますが、この花粉症の症状や対策方法から他の病気につながる可能性があるのです。

その病気とは副鼻腔炎です。

副鼻腔炎とは…

副鼻腔炎は普通の鼻炎とは異なっており、頭の中にある空洞である副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)に膿や細菌がたまり、炎症を起こしてしまう病気です。
副鼻腔は鼻の中と通じていて、中が空洞になっていることから、頭部の軽量化に役立っています。また副鼻腔の表面は粘膜でおおわれているため、鼻から吸った空気に湿度を与える役割も考えられています。

そうした副鼻腔の中で特に口腔の上部、眼窩の下部に位置する空洞である上顎洞が炎症を起こすことが多く、上顎洞炎といいます。
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症状は?

その症状は痛みと鼻汁です。
風邪の症状に似た症状がまず始めに現れ、そのあとに膿性の鼻汁が現れます。
そして慢性的に痛みが加わります。
怪我のような激痛と異なりこの痛みは鈍痛です。目の奥が押されるような、頬の中が押されるような圧痛が現れます。これは上顎洞のすぐ上を走る眼窩下神経が刺激を受けるからです。
さらに上顎洞は上歯槽とも近いため、上歯槽神経や後上歯槽神経が刺激され、奥歯が痛むこともあります。
それぞれの副鼻腔が炎症を起こすとその近くにある神経が刺激され、頭痛や圧痛などの症状が現れます。
またこうした炎症が眼や脳に及ぶことがあります。その場合は目のはれや激しい頭痛、意識障害がみられます。
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花粉症副鼻腔炎

ではこの副鼻腔炎花粉症はどのようなつながりがあるのでしょうか。
花粉症時に増加した鼻水には副鼻腔から流れ出た粘液が混ざっています。
正常では、この粘液に細菌感染がないので、鼻汁に膿が混ざることはありません。
しかし花粉症が慢性的に長く続くと、アレルギー反応に伴って鼻の中の粘膜の肥厚が起きて、鼻の中と副鼻腔の通り道が狭くなってしまいます。これによって副鼻腔から鼻の中に流れ出るはずだった粘液が排出されなくなってしまいます。
副鼻腔に貯留した粘液は花粉症の時期が終わった後も副鼻腔に貯留し続けるので、細菌が繁殖しやすくなります。
このようにして花粉症から副鼻腔炎が引き起こされてしまいます。
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鼻水の色が見分けるポイント

花粉症時の鼻水の色は透明ですが、副鼻腔炎時の鼻水の色は膿が混ざった黄色や黄緑色です。
したがって花粉症後、鼻水に膿がまざる場合は慢性副鼻腔炎の可能性があります。

副鼻腔炎の治療

副鼻腔炎の治療には抗生物質で行われます。
しかし、それでも副鼻腔炎の治療には一定の服薬期間を有します。抗生物質が有効でない場合は手術になります。

このように副鼻腔の治療には少し時間がかかってしまいます。
そのため副鼻腔炎を自然治癒するにはさらに時間がかかってしまうと考えられます。
さらに副鼻腔炎の症状である鈍痛は常時痛みが続くため、日常生活に支障がある可能性があります。
それらを考慮すると、副鼻腔炎はしっかりと病院で治療することが重要で、さらに副鼻腔炎にならない努力も必要となってきます。
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予防法もあり!

花粉症から副鼻腔炎にならないための方法として、鼻水をしっかりと排出すること、うがいをすること、鼻洗浄などがあります。

鼻水が副鼻腔に貯まらないように心がけることが大切なのです。体質的な問題がある花粉症と異なり、副鼻腔炎は事前に防ぐことのできる病気なので、症状に悩まされないように予防する必要がありますね。

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