子どもの糖尿病
食べすぎや運動不足に体質も加わって発症する糖尿病。
中高年の病気と思われていますが、小・中学生の患者も増えています。
【子どもの糖尿病の原因】
子どもの糖尿病は「1型」と呼ばれるタイプが一般的です。
膵臓から分泌され、血液中の糖分を下げる働きを持つ「インスリン」を作る細胞が、自己免疫やウイルスなど、あるいは原因不明の破壊により起こります。
【合併症の恐れ】
糖尿病は発症すると薬を服用しても完治が困難です。
血糖値が高い状態が数~十数年続くと、失明を招く網膜症や腎機能の低下、足の切断につながる壊疽(えそ)などの合併症が起こる確率が高くなります。子どもの時に「2型」を発症し何もしないと、20歳前後で早くも合併症を招きます。
【子どもの糖尿病を招かないための主なポイント】
●朝食を抜かない
●給食はおかわりをしない
●夜9時以降は食べない
●甘いおやつは避ける
●よくかんでゆっくり食べる
●テレビやゲームは1日に時間を決めて
●積極的に運動や外遊びをする
●家の手伝いをする
●体重は毎日測る
●ストレスをためない
治療薬もありますが、まず食生活の改善や運動が重要です。
成長期では無理に減量せず、維持できれば身長が伸びるに従い肥満度も下がります。