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医療法人社団七海会
あおぞらクリニック新橋院

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病院紹介

クラミジア
クラミジアはトラコーマの原因微生物ですが、クラミジアに感染すると男性は尿道炎から精巣上体炎、女性は子宮頸管炎から骨盤内炎症疾患をひきおこします。
クラミジアは主に性器に感染し、その患者数は世界的にもすべての性病のなか最も多い感染症です。
とくに若年層の感染者が多く、最近の報告では18〜19歳の女性を検査したところ10人に3人がクラミジアに感染が認められました。
また、20代では20人に3人の割合で感染していて、そのうち5人に4人までが自覚症状がないという報告もみられます。
自覚症状がないままクラミジアの感染を放置すると精巣上体炎や骨盤内炎症疾患などをおこし不妊の原因をつくります。
感染のリスクが高いライフスタイルの方は定期的に検査で確認することをおすすめします。
 
淋病
淋病に感染すると男性は主に尿道炎になり、女性は子宮頸管炎をおこします。
淋病の原因となる菌は非常に弱く、単独で存在することはできません。したがって淋病の感染経路は必ず人から人へのものになります。 淋病はクラミジアとならんで感染している人の多い性病です。
また、1回のSEXで感染する確率は30%と高く、感染を放置すると重症化をおこします。
最近、淋病で一番大きな問題になっているのが、淋菌の抗菌薬耐性化になります。 これは今まで効果のあった抗菌薬に対して淋菌が抵抗力を持つことを意味しています。
抗菌薬耐性化が進むと淋菌に対して使える抗菌薬がなくなり、淋病の治療が近い将来では非常に難しくなることを示しています。
 
咽頭クラミジア・淋病
咽頭のクラミジアや淋菌の感染は最近とくに増加の傾向があります。
アダルトビデオや性風俗の一般化でオーラルセックスに対する抵抗が少なく、感染予防のない性交渉を日常的におこなっている傾向が高まるにつれて咽頭感染の相談が増えてきました。
性器への感染がなくても咽頭に感染している症例が多くなっていますので注意が必要です。
 
エイズ(HIV)
エイズ(HIV)は血液や体液を介して感染する感染症で、現在、国内では異性間および男性同性間の性的接触が主要な感染経路になっています。
感染予防のための教育や啓発がおこなわれていますが、日本では未だにHIV感染者やエイズ発症者が増加し続けています。

検査:
HIV検査は血液を採取しておこないます。血液中の抗原や抗体、ウィルス量を確認することで感染の有無を判定します。
 
梅毒
梅毒はTreponema palidum subspecies pallidum(T.p.)の感染で主として性行為または類似の行為により感染する性感染症の代表的な疾患です。
一般に皮膚や粘膜の小さな傷からT.p.が侵入することによって感染し、やがて血行性に全身に散布されて、さまざまな症状を引き起こす全身性の慢性感染症です。
胎児が母体内で胎盤を通して感染したものを先天梅毒と呼び、それ以外を後天梅毒と呼びます。
さらに、皮膚、粘膜の発疹や臓器梅毒の症状を呈する顕症梅毒と症状は認められないが梅毒血清反応が陽性である無症候梅毒に分けられます。
 
ヘルペス
性器ヘルペスは単純ヘルペスウィルス1型(HSV-1)または2型(HSV-2)の感染によって、性器に浅い潰瘍性または水疱性病変を形成する疾患です。
HSVは性器に感染すると神経を伝って上行し、主として腰仙髄神経節などに潜伏感染する。潜伏感染したHSVは何らかの刺激によって再活性化され神経を伝って下行し、再び皮膚や粘膜にあらわれ、病変を形成します。 発症にはHSVに初めて感染したときと、すでに潜伏感染していたHSVの再活性化によるときの2種類があります。
一般に、前者は病巣が広範囲で症状が強く、発熱などの症状を伴うことが多いが、後者は症状が軽く全身症状を伴うことがありません。
初めて症状があらわれた場合を初発といい、初めて感染した場合には初感染とよんで区別しています。
感染したときは無症状であっても、全身的あるいは局所的な免疫能が抑制されたために潜伏していたHSVが再活性化され、症状が初めて出現する場合があり、これを非初感染初発といいます。
また、初発のあとで症状がでることを再発もしくは回帰発症といいます。
性器ヘルペスの6〜7割は再発なので、再発対策が重要になります。
ヘルペスの症状が出ていなかったり、病変が小さくてわからない場合でもウィルス活性化している時期はパートナーに感染させる危険性があるので注意が必要です。
 
カンジタ
性器カンジタ症はカンジタ属によって起る性器の感染症になります。
女性のおもな症状は膣炎や外陰炎になりますが、双方が合併して発症することが多くみられます。
発症には何らかの誘因があり、とくに抗生剤の服用が原因になることがほとんどになります。
女性の感染症のなかでは日常頻繁にみられる疾患です。
 
尖圭コンジローム
尖圭コンジローマは、性器へのヒトパピローマウィルス(HPV)感染症で、大部分が性交あるいはその類似行為で感染します。
HPVは接触により、皮膚や粘膜の微小な傷から侵入し、基底細胞を含む分裂可能な細胞に感染します。
感染後、視診で確認できるまでに3週間〜8ヶ月(平均2.8ヶ月)を要するので、感染機会を特定することは難しくなります。
感染部位は外陰部、肛門、肛門内、尿道口、膣、子宮頸部にみられ、それらに乳頭状腫瘍が多発します。
尖圭コンジローマは、HPV6型あるいは11型の感染ですが、まれに皮膚型のHPVがみられることもあります。

 
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