腎結石 ジンケッセキ

初診に適した診療科目

腎結石はどんな病気?

腎結石(腎臓結石) とは血液中の主な成分のカルシウムが結晶化し、何らかの原因で外に排出されなかった結晶が泌尿器を通る課程において、激痛を伴う事で起こる症状です。主に発症率は男性は女性の2倍と言われており、食生活が欧米化していった食卓を中心に、特別な事ではなく広く蔓延していると言えます。働く世代の男性の多いといわれていますが、最近では若い女性も増えてきたといいますので、気をつけたいものです。

主な症状

腎結石(腎臓結石) を抱えていると、いくつかの特徴的な症状が現れます。その中でも最大の特徴といえるのが激しい痛みです。この痛みの強さは、数ある疾患の中でもとりわけ厳しい痛みだと言われています。あまりに激しい痛みのため、脂汗や冷や汗が出てきたり、ときには吐き気を催すような場合もあります。その他に挙げられるのが、例えば血尿などがあります。ただし、これは観察されない場合もあります。

主な原因

腎結石(腎臓結石) の原因はいくつかありますが、一番の要因としては水分不足からくるものです。夏の暑い時期に水分をあまりとらずにいると血中の水分が凝縮され必然的に腎臓に結石ができやすくなるのです。そのため季節にかかわらず水分を多く取ることで腎臓にできる結石を減らすことが可能になってくるのです。常に水分を多く取る習慣をつけるのが予防方法です。

主な検査と診断

腎結石(腎臓結石) の検査方法は1つではありません。もっとも一般的で簡単な方法は尿検査です。ただし、尿検査だけでは他の疾患の可能性もできないため、2次検査としてCT検査・超音波検査・X線検査を受けることで詳細を確認することになります。この方法でも結石の位置や大きさが特定できない場合には、逆行性腎盂造営という方法での精密検査を受けることが必要になります。

主な治療方法

腎結石(腎臓結石) の治療法は、鎮痛剤の服用か結石を完全に除去するための手術を行います。結石は、小さい場合は尿として放出される場合がありますが、大きくなっている場合は内視鏡を用いた石を破砕する除去手術となります。尿として放出する時は通常より多めの水を飲んで結石を出すように促す事が大切です。なお、手術は数十分で終わる事が多く日帰り手術や数日間の入院がほとんどです。