尿管結石 ニョウカンケッセキ

初診に適した診療科目

尿管結石はどんな病気?

尿管結石とは、腎臓から膀胱までの間の管にカルシウムや尿酸などの成分が石となり痛みを引き起こすものです。主に20代以上の男性に起きることが多く、背中の下部に激しい痛みを感じます。結石が自然と尿から排出される事でよくなりますが、結石が大きいものであると医師による手術や衝撃を与える治療などが必要になります。痛みを抑えるために座薬などの鎮痛薬を利用し、点滴や水分補給で尿の量を増やすことが必要です。

主な症状

尿管結石は名の通り尿管に石(カルシウム等が結合した塊)が詰まってしまう病気です。腰のあたりの痛みが主な症状で、その痛みは立っていられない程、救急車に助けを求めてしまう程激しいものです。痛みの他にも吐き気を催す人もいます。更に、膀胱の辺りに落ちてきても、今度は尿を出す時に激痛がします。無事石が出てきたら石を病院に持って行って何の成分から石が出来たのか調べると今後の食生活の参考にできます。

主な原因

尿管結石の主な原因として上げられるのは食べ物と言われています。プリン体を多く含む食品、飲み物を過剰摂取することによって引き起こされると言われています。またその他にもストレスがあげられます。極度の緊張などで腎臓に負担が大きくなり引き起こされるケースもあります。いずれにしても尿路系に石がつまって引き起こされる病気なので普段から水をたくさん飲むようにして詰まりをなくすように心がけましょう。

主な検査と診断

尿管結石の検査方法としては、尿検査、腎エコー検査、X線検査などがあります。尿検査とは尿路結石の有無を調べる方法で潜血やタンパクで陽性反応があると尿路結石の可能性があります。ただし、他の疾患の可能性もあるので二次検査が必要です。腎エコー検査とは超音波によって腎臓の様子を画像化して観察する方法で結石の位置や大きさなどを知ることができます。X線検査とは造影剤を使いレントゲン撮影する方法です。

主な治療方法

尿管結石だけでなく結石の治療としては対症療法、待機療法、溶解療法、外科的治療法の四つに分けられます。詳しい治療としては対症療法は疼痛がある場合には、鎮痛剤や鎮けい薬を使用し、結石形成抑制薬を投与します。脱水傾向にあるならば待機療法で水分を大量に取ります。溶解療法は尿アルカリ化を図る目的でクエン酸製剤を投与します。そして外科的治療は自然排石が期待できないものに対して体外衝撃波砕石術を行います。