大腸がん ダイチョウガン

初診に適した診療科目

大腸がんはどんな病気?

大腸がんは以前は日本人には少なかったのですが、最近の食生活の欧米化により急速に増加しています。血便が出たり、便が最近細くなったという方は一度病院で診てもらう必要があります。大腸癌は早期発見すれば完治できると言われています。食物繊維の多い穀類や野菜ではなく、動物性脂肪の多い食事を摂る機会が増えたことが原因の一つと言われており、日頃から食生活に気をつけるようにしましょう。

主な症状

大腸がんには、便通の異常や血便、残便感や下痢と便秘の繰り返しなどが見られますが、他に決定的な症状が無いため、発見が遅れる危険性があります。便潜血(便にわずかな血液が混じっている)等の健康診断で引っ掛かり、大腸カメラで診断がつくこともあります。

主な原因

大腸がんは、生活習慣と関わりがあるとされています。肉類、高脂質食の摂取、飲酒、喫煙、肥満により大腸がんの発生する危険性が高まると言われています。予防法としては、アルコールやタバコ、肉類、バターや油の多い高脂質食の摂取量を減らし、野菜不足にならないように、食事に気をつけること、適切な運動や休養をとることがあげられます。

主な検査と診断

大腸がんの検査方法は、直腸診と内視鏡(大腸カメラ)です。大腸に便が残っていると検査ができないため、前日からの準備が必要になります。まず前日はしっかり水分をとりつつ、医師から処方された下剤を服用します。また当日も専用の下剤を服用し、大腸の中を空っぽにします。大腸の中が空になった状態から、内視鏡で大腸の中を観察します。尚、所要時間は2030分程度です。

主な治療方法

大腸がんの治療法は、一般的には手術を行い、がんを切除します。その際、手術治療を補助するために、抗がん剤や放射線療法を併用することもあります。早期がんの手術では、内視鏡を用いて開腹しないでもがんを切除する方法もあります。肛門の近くの直腸にがんがある場合も肛門からがんを切除する局所切除法も用いられています。がんが進行している場合は、状態によっては切除範囲が違ってきます。