結核腫 ケッカクシュ

初診に適した診療科目

結核腫はどんな病気?

結核腫は、脳の一部に限った小脳や脳幹の症状です。体の片方だけが麻痺したりする症状が現れてきます。さらにこれらの症状とともに脳内の圧力が高くなってしまいます。一般的にはこうした症状が発生した場所やその症状の大きさによっては、現れる症状の様子も違ってきます。脳内の圧力が高まってくると、細胞数が増加したりツベルクリン反応が陽性となったりします。

主な症状

結核腫とは、結核が腫瘤状になったもので、結核の一種で良性腫瘍との区別が難しいとされています。また、脳圧亢進症状が現れる点に特徴があり、麻痺が伴ったり限局性の小脳と脳幹にも現れます。腫瘍が生じた部位のほか、大きさによっても違いがあるので注意が必要となります。大きさは通常1~数センチ程度です。髄液圧は高くなり、細胞数の増加やツベルクリン反応の検査で陽性になります。

主な原因

結核腫の原因は、主に感染者の免疫力の低下が挙げられます。他にも、すでに結核を患っている患者もこの病気に発展する場合が多く、この場合高い確率で発症する可能性があります。また、遺伝的に身体の治癒能力が劣っている方や、エイズなどの免疫不全ウイルスに感染している患者などもこの限りではありません。さらに、結核性髄膜炎を発症した場合は並行して発症する恐れがあります。

主な検査と診断

結核腫は検査方法は、見た限りで、良性か悪性かの判断がつきにくいところがあります。血液検査で、腫瘍マーカーの数値が低いようでしたら、良性であると判断できます。また、脳圧亢進の症状が見られるかも検査する必要があります。ただ、この種のもが出来る過程には、免疫力が低下している場合に発症しやすく、エイズになった場合にも発症することがあります。

主な治療方法

結核腫の治療法は、主に投薬療法が中心になり薬物の量も多くなることが多いです。通常投薬によって改善する傾向が多く見られ、その後のリハビリにより回復することが多くあります。また、稀にケースによって手術を行う場合もあり、これは症状が進行して悪化してしまった場合などに行われます。この場合、手術による後遺症などで後にも症状が残る場合があります。