声帯萎縮はどんな病気?
声帯萎縮とは、主に加齢が原因で声帯がやせてしまい、声がかすれてしまう状態のことを言います。
主な症状
声帯萎縮では、声のかすれや以前よりも声に力が無くなるといった症状が現れます。声を出す時に、以前よりも息や力が多く必要になるため、話しているとすぐに疲れるといった症状が出ることもあります。
主な原因
声帯萎縮の主な原因は加齢性変化です。声帯表面の粘膜が、やせて張りがなくなり、奥の筋肉もやせて薄くなってきます。
主な検査と診断
喉頭ファイバースコープとストロボスコープで声帯が弓状に弛緩して見え、粘膜の振動も弱くなっていることが特徴的な所見です。発声機能検査で声を出す時の息もれが多くなっていることも併せて確認できることが多いです。
主な治療方法
声帯の筋肉のやせは、音声治療(音声リハビリ)で改善できます。粘膜の張りを戻すのはなかなか難しくあまり有効な治療法はありませんでしたが、最近では皮膚の再生効果がある薬を声帯に注射する治療もできるようになってきました。これらを組み合わせるとかなり改善できる病気になりました。
声帯萎縮の初診に適した診療科目
声帯萎縮に関連する病名