慢性じんま疹 マンセイジンマシン

初診に適した診療科目

慢性じんま疹はどんな病気?

じんま疹とは、皮膚の一部分が赤く盛り上がったり、円形、線状、地図状等色々な形が出てきたりする皮膚病です。多くは24時間以内に消えますが、痒みを伴ったり、チクチクしたり、焼けるように感じる場合もあります。慢性じんま疹は、最初に症状が現れてから1ヵ月以上続くものを言います。じんま疹の原因を突き止めるのは難しいので、症状が出た時の自身の状態をメモして原因を探り、その状態にしない事が解決への一歩です。

主な症状

慢性じんま疹の症状とは、虫刺されのようなかゆみがあり、赤い盛り上がりが地図のように広がるのが特徴です。そのかゆみや盛り上がりが、出ては消えるを繰り返します。このような繰り返しが、四週間以内で治まる場合を急性じんま疹といい、四週間以上続く場合を慢性じんま疹といいます。慢性じんま疹は、夕方から夜にかけて現れ、翌日の朝から午前中には消え、また夕方から現れるといった症状が多く見られます。

主な原因

慢性じんま疹の原因は、多岐に渡ります。内科的に考えられるのは、慢性肝炎、糖尿病、悪性腫瘍、膠原病、感染症のほか、薬剤によるものや食べ物があります。しかし、これらが原因となるのは稀で、自律神経や脳神経、また抹消神経などの神経系によることの方が多くなります。例としては、汗をかいた時や興奮した時、冷たさを感じたり紫外線によって症状がでる場合などがそうです。

主な検査と診断

4週間以上蕁麻疹が治まらないという慢性じんま疹の検査方法としては、患者さんに話を聞き、何が原因なのかを考えていきます。思い当たらなかったり、食べ物やなにか特定のものが怪しかったりするとアレルギー検査の血液検査を行います。慢性じんま疹はこれという原因を突き止めるのが難しい病気で、命に関わることではないので、ゆったりとした気持ちで治療していくのが望ましいです。

主な治療方法

慢性じんま疹における治療法とは、抗アレルギー剤の服用が中心となります。基本的には継続的な服用が必要であり、薬を飲む事を止めるとじんま疹が発生してしまうという点も特徴の1つです。アレルゲンが判明している場合はなるべくアレルゲンから遠ざかるような生活を心掛ける事も、治療法として有効です。これら2つの方法を合わせつつ、外的要因である乾燥や過度な刺激。内的要因であるストレスを避けた生活を送る事が大切です。