脳アミロイドーシス ノウアミロイドーシス

初診に適した診療科目

脳アミロイドーシスはどんな病気?

脳アミロイドーシスとは国の難病対策で難病指定されている疾病である為、公費対象となっています。また、脳アミロイドーシスの特徴としては、アミロイドーシスの繊維構造を持つ蛋白のアミロイドが、脳に付着する事によって機能障害を起こすようになります。アルツハイマー型認知症や、脳血管アミロイドアンギパオチーなどの疾患がある他、プリオン蛋白由来のアミロイドが付着するプリオン病などがあります。

主な症状

脳アミロイドーシスを発症すると、アミロイドが脳を侵すため、アルツハイマー病や認知症の症状を引き起こします。物忘れが激しくなり、直近の行動の記憶を保持出来なくなります。道を覚える能力も低下するため、脳アミロイドーシスが進行した患者を1人で外出させると、道に迷い行方不明になる可能性があります。末期では排泄行為を自分で管理することも出来なくなります。

主な原因

脳アミロイドーシスは、ある種類の蛋白質が凝集して、脳にアミロイドとして沈着し、発病することが原因で起こります。そのアミロイドは、蛋白質の種類によって異なり、脳血管アミロイドアンギオパチーやアルツハイマー型認知症はアミロイドβ蛋白が起因となり、プリオン病はプリオン蛋白が起因となっています。また、発症原因の一つとして加齢も影響しています。

主な検査と診断

脳アミロイドーシスの検査方法は、陽電子放射断層撮影を使ったアミロイドイメージングにより行います。静脈注射によりPIBと呼ばれる放射線医薬品を体内に注入し、しばらく間を置いたのち、陽電子放射断層撮影により脳脳の断面を映します。脳にアミロイドが沈着している場合、PIBと結合するため、アミロイドが大量に溜まっている部分がはっきりと映し出されます。

主な治療方法

脳アミロイドーシスとは、高齢者の大脳に繰り返して発生する脳出血の1つです。進行性の認知症を呈することもあります。アミロイドというタンパク質が脳血管に沈着することが原因となって起きるのですが、アミロイド沈着そのものに対する治療法がまだ確立されていません。様々な症状に対しての対症療法が中心となっており、根本的治療などは、今後の大きな課題となっています。