過敏性肺(臓)炎 カビンセイハイ ゾウ エン

初診に適した診療科目

過敏性肺(臓)炎はどんな病気?

過敏性肺(臓)炎は、呼吸器の病気で、塵やほこり等を繰り返し吸入することで過敏になって起こるアレルギー性疾患です。外因性アレルギー性肺胞炎とも呼ばれます。症状としては、悪寒・発熱、全身倦怠、咳、息切れ、呼吸困難などがあり、塵やほこりを吸入後、4~6時間で表れます。治療方法としては、炎症を抑える作用のあるステロイド薬を使います。

主な症状

過敏性肺(臓)炎は有機塵埃等を反復して吸入することによって、有機塵埃に過敏になり発症するアレルギー性の肺炎です。症状としては、発熱、発咳、呼吸困難等が主たるものですが、痰が絡んだり、咽頭に違和感を感じたり、体重減少や倦怠感又は頭痛等が発現する場合が有ります。これらの症状は有機塵埃を吸入した後、4~6時間経過後に発現します。

主な原因

過敏性肺(臓)炎とは小さなチリやホコリを何度も繰り返して吸い込むことを原因としておこるアレルギー性肺炎です。この原因となるチリやホコリには高温多湿な夏の家屋内で発生する真菌の一種であるトリコスポロンや牛の飼料に生える好熱性放線菌、鳥のフン、加湿器などの装置にはえたカビが挙げられます。このほかにもサトウキビや小麦粉などの抗原が原因となることがあります。

主な検査と診断

過敏性肺(臓)炎の検査方法は、血液検査と胸部レントゲン撮影が最も有効です。一般的な血液検査により、末梢白血球の上昇、CRPの上昇といった炎症反応が認められ、胸部レントゲン撮影により、磨りガラス状の陰影が認められた場合、過敏性肺(臓)炎を疑うことができます。しかし同様の所見が認められる疾患は他にも存在するため、診断を確定させる為に、抗原吸入によるストレステストを実施する必要があります。

主な治療方法

過敏性肺(臓)炎の治療法は、抗原という物質の吸入によって引き起こらせる可能性が高いので、抗原の物質を避けることを心がけます。家の中の掃除を丹念に行って、空気を正常にしておく事です。薬物療法に関しては、軽度の場合は治療をしないで経過の観察として状況を判断していきます。中等度や重症の場合はステロイド系統の薬や点滴投与や酸素吸入の措置を行います。