院外肺炎

初診に適した診療科目

院外肺炎はどんな病気?

院外肺炎は、病院の以外の場所で起こる肺炎です。院外肺炎の初期症状としては、風邪と似たような症状であるが、38度から40度の高熱を伴って、からせきと倦怠感と胸痛が現れる事が特徴です。一般の人よりも呼吸が浅くて、呼吸困難に陥りやすいです。院外肺炎の進行とともに呼吸困難が酷くなっていって、唇や爪などにチアノーゼが現れる事もあります。

主な症状

院外肺炎の主な症状とは、咳、呼吸困難、倦怠感、胸痛などがあります。咳は乳児や幼児、高齢者では乾性ですが、成人の場合は湿性の咳にたんが絡みます。呼吸困難は運動を伴うと起こるものであり、胸の痛みは咳をすると強くなります。また、発熱を伴うこともありますが、高齢者ではこのような症状の代わりに易疲労感、微熱、食欲不振、または錯乱や感覚鈍麻などで発見される場合もあります。

主な原因

院外肺炎の原因菌となるのは、それぞれの年齢だったり、持っている病気によって異なります。中でも多い菌は、細菌の肺炎球菌で、次はインフルエンザ桿菌です。例えば人が多く集まる学校や会社、さらには日常で使用する機会が多い電車やバス等、密閉された空間に居ることで、他に肺炎に感染している方から菌を移されることによって、感染するリスクが高まります。

主な検査と診断

院外肺炎の基本となる検査方法肺炎の診断では、レントゲンやCT検査による画像検査が一般的な方法です。この検査では画像を解析して肺の黒く写る部位を診断します。又、肺胞腔内に炎症性の液体が溜まっているケースでは、この部分が白く影になり検査の上で役立ちます。更に、肺に炎症が起こると、血液中の白血球の数や体内で炎症反応が上昇する為に、血液検査も活用される事になります。

主な治療方法

院外肺炎の治療法として、服用による抗生物質や抗菌薬の使用が基本です。院外肺炎が重篤となると呼吸困難に陥りやすいので、病状や炎症が落ち着いて、呼吸が安定するまで点滴による入院の生活を送る事です。入院中はさらに強力な抗生物質を使う治療を施す事もあります。院外肺炎で発生する高熱に関して、解熱剤や鎮痛剤を使って、保温しながら安静による治療が基本です。