外傷性窒息 ガイショウセイチッソク

初診に適した診療科目

外傷性窒息はどんな病気?

外傷性窒息とは、機械に挟まれたり将棋倒しになったり声門が閉じている時に胸部が断続的に強く圧迫される事により起こります。これによりチアノーゼや意識障害などを併発することがあります。外傷性窒息自体には予防策や治療法はありませんが、意識障害を起こしている場合は、起動の確保や低酸素血症が見られる場合は酸素吸入や人工呼吸などの処置が必要です。

主な症状

みなさんは、外傷性窒息という言葉を聞いたことがありますか。これは、声門が閉じている状態のときに、外的に胸部が圧迫されることが原因となって、肺のガス交換機能を障害されてしまうという症状のものです。たとえば、大きな機械にはさまれたり、人の混雑の中で将棋倒しになったり、土砂に埋もれてしまったり、という場面で起こり得るものです。

主な原因

外傷性窒息の原因は、身体に大きな負担となる力が加わることにあります。胸部を強く圧迫されるような状態に陥ることで起きてしまいます。予防方法としては、危険な場所に近寄らないことが最善になります。人が多い場所では、将棋倒しになってしまう可能性もあります。外傷性窒息から、窒息死する可能性がありますので、絶対に胸部に大きな負担が掛からないようにすることが大切です。

主な検査と診断

外傷性窒息の検査方法は、臨床救急での所見で、見た目で判断することが多くなっています。外傷性窒息は突発的である事が多いためです。一般的にはまず、外傷の有無を確認するために、肋骨などの骨を押す検査を行います。外見でそれらが判別出来なかった場合は、鬱血性の紫斑が顔面などの皮膚に出ていないかどうかを検査します。また、失禁や、粘膜の溢血の確認を行うことで、通常の窒息と差別化する検査も行います。

主な治療方法

外傷性窒息の治療法をして、優先するべき事は肺へ空気を送るための気道を確保する体勢を作って、呼吸困難に陥らせない状態にします。次に、外傷性に対しての反応を確認します。体の全身に外傷がある場合は、多臓器の機能の不全を引き起こしている可能性が高いので、多臓器不全に対応した治療を施していきます。また、脳の部分などの損傷を確認しながら、外傷性窒息の状態から回復する治療を行います。