原発性不眠症 ゲンパツセイフミンショウ

初診に適した診療科目

原発性不眠症はどんな病気?

原発性不眠症は、日常生活での些細な悩みやストレスによってだれでも引き起こされる可能性のある不眠症の一種です。この疾患が認められると日々の疲労感が蓄積されていくような感覚に陥り、更にそのストレスが溜まるという悪循環に陥ってしまい、軽視しているとうつ病に発展する可能性もあります。些細な出来事が積み重なって大きな症状として現れますので発見できないのも注意すべき点です。

主な症状

原発性不眠症の症状は、通常の不眠症と似た部分が多く、睡眠障害の発生はもちろん眠れないという行為自体に不安を感じ悪循環を起こし、更にこのことがストレスになり病状が悪化する可能性があります。また、睡眠不足による疲労感の蓄積や生活習慣の乱れなど、徐々に環境と心身ともに変化が見られます。さらには、寝付けた場合も早朝覚醒によりすぐ目がさめるなどの障害も起こる可能性があります。

主な原因

原発性不眠症は、不眠症の中でも多く見られる睡眠障害です。原因としては、環境の変化や、興奮するような出来事との遭遇や、他の病気の発症や、不安や心配事があったり、薬物によるものなどが挙げられ、その状況が解決した後でも眠れないという不安を持ち続けることから不眠の状態が続くもので、逆に睡眠を意識しない状態でかえって眠気を催すこともあります。

主な検査と診断

原発性不眠症の検査方法は、心療内科、精神科などでの問診が中心となります。患者の精神疾患、身体疾患、あるいは外的原因を起因とする睡眠障害がないかの診断を行い、特定の原因が認められないにも関わらず慢性的な睡眠障害がある場合は本疾患となります。本疾患は単純型不眠症にあたり、更に問診と検査で不眠障害の特徴から神経質性不眠症と体質性不眠症とに分けます。

主な治療方法

原発性不眠症とは、日常生活のちょっとした出来事やストレスが原因で起きる不眠症のことです。この病気の治療法は、不眠に対する不安や緊張感を取り除く精神安定剤や睡眠導入剤などを用いた薬物療法を行います。また精神療法により、睡眠習慣の見直し指導を受けると効果的です。よく眠れるように睡眠環境を整え、睡眠前はリラックスした状態を作る、また生体時計のリズムを整えることにより症状を解消します。