カルシウム結石 カルシウムケッセキ

初診に適した診療科目

カルシウム結石はどんな病気?

カルシウム結石とは、カルシウムを主成分とする結石が体の中にできることを意味します。結石というのは、体の中のできる場所によってその呼び方が異なります。また、その主成分がなんであるかによっても呼び方が変わってきます。カルシウムでできている結石も様々な場所にできますが、代表的な場所としては腎臓やその周囲があります。激痛が生ずることがよく知られています。

主な症状

カルシウム結石の代表的な例は尿路結石が挙げられます。症状としては、尿管よりも大きい結石ができることで尿管が塞がってしまい、腎臓で尿がつくられるにつれて塞がった部分から腎臓まで圧力が高くなり、わき腹や腰のあたりに激痛がはしります。そのためCT撮影を行うとほとんどの場合で腎臓の肥大が見られます。痛みは大人でも倒れこんだり、のた打ち回るほどの激痛がはしります。

主な原因

カルシウム結石とは尿路結石のことです。尿道にできる結石の多くがカルシウム蓄積によるものなのでこの容易に呼ばれているのです。この結石の原因としては、第一に水分不足です。1日に最低でも2000mL以上水を飲んでいないと尿中のカルシウム濃度が高くなり結石の要因となってしまうのです。そのためお茶や水などを多く取るように心がげるべきです。

主な検査と診断

カルシウム結石では、尿検査、超音波検査、レントゲン検査が主な検査方法となります。尿検査で結石が確認されると、顕微鏡で結晶成分を確認することが可能です。腎臓に結石がある場合や、腎臓に結石は無いが、腎臓が腫れて痛みがある場合の尿路結石には、超音波検査で確認することができるので大変有効な検査です。カルシウムを含む結石は、レントゲン写真に写るため、結石の詳細な場所を確認する際の大きな手掛かりになります。

主な治療方法

カルシウム結石の治療法は直径が1センチ以内であれば、自然に排出される可能性があるので石の排出を促す薬を服用して経過観察をします。それ以上の大きさになると、腎盂切石術という切開手術で結石を崩さないよう取り出す方法になります。開腹手術のため、多少入院期間は長くなります。また身体の外から衝撃波をあて結石を破壊する「体外衝撃波結石破砕術」という最新の治療技術もあります。