易感染症 イカンセンショウ

初診に適した診療科目

易感染症はどんな病気?

感染症とは、細菌やウィルスなどの微生物に感染することによる症状のことです。細菌やウィルスなどの微生物の中には、感染力が弱く、健常な人には感染しても感染症を引き起こさないものが存在します。しかし、それらの弱毒性微生物も、小児や高齢者、免疫抑制剤使用者など免疫力が低下した人に対しては感染症を起こすことがあります。これを易感染症といいます。

主な症状

易感染症は病気に感染しやすい状態になっているという状態のことをいいます。感染症の症状があらわれやすかったり、感染してしまうと重症化しやすかったりします。またほんの些細なことでも感染しやすくなっています。病気を持っているひとや、手術後のひと、高齢や低栄養ねひとなど免疫機能が低下しているひとは、普通なら感染しないような病気に簡単に感染してしまいます。

主な原因

易感染症の発症の原因となるものには、さまざまなものがあります。先天性免疫不全や先天性免疫不全症候群、加齢による免疫力の低下、ステロイドや免疫抑制剤の強い用によるもの、抗がん治療薬、白血病やその他の血液の疾患、放射線被ばくなどです。このような疾患や状態により通常では身体にはなんの影響も及ぼさないはずの常在菌までもが身体に悪い影響をおこすのです。

主な検査と診断

易感染症の検査方法は、問診を行います。そして、血液検査や尿検査を行い、体内の状況を確認します。血液検査により、感染がしやすいかどうかも確認することがで噛ます。また、問診では、熱が出やすいかどうかや風邪を引きやすいか、体に炎症をおこしやすいかなどにより、総合的な検査をおこない、判断をすることができるので、分かりやすい病気の一つです。

主な治療方法

低下している免疫機能を健康にすることで、易感染症を治療することが可能です。ビタミン剤の投与で病気やウイルスに対する抵抗力を強化することが出来ます。免疫機能が著しく低下しているときは、抗生物質の投与を受けるとウイルス感染や感染症を予防する事が出来ます。栄養失調を起こしている時は、栄養がある食べ物を摂取する治療法で治すことが出来ます。