リウマトイド疹 リウマトイドシン

初診に適した診療科目

リウマトイド疹はどんな病気?

リウマトイド疹は若年性関節リウマチの症状のひとつで、関節炎があまり目立たない段階の熱が高い時に手足や体幹に細かいピンク色の発疹が現れるものです。発疹は最初は細かく、だんだん大きくなって範囲も広がってくると痒みがあります。発熱とともに広がり、解熱すると発疹も消えます。発疹が治まると、その跡は茶色っぽくなって消えていきます。

主な症状

リウマトイド疹は、若年性発生関節炎(若年性関節リウマチ)の症状に多くみられるもので、高熱の際に手足や全身に直径数ミリのサーモンピンク色をした斑点が見られるのが特徴です。かゆみもなく、発熱とともに出現し、熱が下がる際に消失することもあるため見落としがちです。ほとんどの場合、若年性発生関節炎の病状が生じるため、発熱、発疹や関節に炎症が見られることがあります。

主な原因

リウマトイド疹は、若年性特発性関節炎、すなわち若年性関節リウマチという疾患の症状として引き起こされます。この関節リウマチにおいて高熱の症状が出現した場合に上述の湿疹が引き起こされるのです。すなわち、この湿疹の原因には若年性特発性関節炎、すなわち若年性関節リウマチという疾患の症状が深く関与しているのです。そのため、この湿疹が出現した場合は、上述の疾患を疑う必要があります。

主な検査と診断

リウマトイド疹の検査方法は、リウマノイド因子や関節炎の存在を明らかにするための血液検査、関節超音波検査、関節病変の評価などです。発病初期の診断が困難なため家族歴、現病歴などの聴取も行います。血液検査は抹消血液を調べ、白血球増加、血小板増多、貧血の進行などを検査します。関節病変の評価では関節炎症の臨床的把握を行い、これらの検査でリウマノイド因子、関節炎が確認されるのなら鑑別診断を行います。

主な治療方法

非ステロイド性消炎鎮痛薬を使用した治療法で、リウマトイド疹を治すことが出来ます。湿疹や肌の荒れ具合が悪化している時は、ステロイド剤の投与を受ける必要があります。末期の場合は、ステロイドパルス療法で治療を行なう事が出来ます。高熱が出る症状が現れた時は、免疫抑制剤とステロイド剤を一緒に投与することで効果的に熱を下げる事が出来ます。