平泳ぎ膝

初診に適した診療科目

平泳ぎ膝はどんな病気?

平泳ぎ膝とは、平泳ぎのトレーニングを繰り返すことによっておこる膝の内側の障害です。膝の関節はその4方向を靭帯によって動きが制限されていますが、平泳ぎを繰り返すことによって、膝の内側のじん帯に繰り返し負荷がかかります。これによって内側側副靭帯が炎症を起こすことがあります。ほとんどの場合は安静で回復しますが、重度の場合は再建手術が必要になります。

主な症状

平泳ぎ膝の症状としてあげられるものには、以下のようなものがあります。まずは、ほとんどのケースで、主に膝の内側周辺に強い痛みを感じます。また、この痛みによって力発揮が妨げられて、結果的にパフォーマンスの低下につながることが多いと言われています。そのほかにも、患部の腫れや炎症などが生じるケースも比較的多いと言われています。

主な原因

平泳ぎ膝の原因となるのは、その名のとおり、平泳ぎによるものです。平泳ぎ特有の動き、水をかくときの膝の形などがその理由となります。水の中でのキックの他に、階段の昇り降りなどで発症することもあります。要因としては、膝を伸ばすときや曲げるときに、必要以上のストレスが膝にかかることが考えられます。力の入りすぎや、負担が大きすぎることが由来となります。

主な検査と診断

平泳ぎ膝に対する検査方法として最も有効なのは、MRIによる検査の方法です。半月板に好発するこの症状はMRI検査による解析を行うことが最も効果的であり、この検査のみで症状の有無や軽傷か重症かなどを容易に判断することが可能です。場合によっては関節鏡検査を行うことにより、最終的な詳しい症状の度合いに関してを検査することもあります。

主な治療方法

平泳ぎ膝は、症状が軽度である場合には針治療や電気治療で痛みをとる治療法をとります。保存療法で治る程度ならば保存療法を使って安静にしなければいけません。また、運動をする前後には股関節回旋のストレッチを行ったり、練習後に局所にアイシングを行うことを心がけます。疼痛を感じるときには、泳ぐときにウィップキックを避けることも大切です。