若年性歯周炎 (侵襲性歯周炎)ジャクネンセイシシュウエン (シンシュウセンシシュウエン)

若年性歯周炎 (侵襲性歯周炎)はどんな病気?
若年性歯周炎は早期発症型歯周炎と共に侵襲性歯周炎に含まれます。歯周炎を除き全身的に健康であるが急速に歯の根の周りの骨が溶ける症状を認めます。10代から30代で発症することが多いです。発症率は0.005%~0.1%とされています。


若年性歯周炎 (侵襲性歯周炎)の症状
比較的低年齢(10代から30代)で歯の根の周りの骨が顕著に失われます。家族内発症を認めるのが特徴です。歯肉の腫れ、歯のぐらつき、歯肉からの出血や膿が出るなどの症状が認められます。侵襲性歯周炎は全体的に症状が現れる広範型侵襲性歯周炎と、前歯と6歳臼歯ともよばれる第一大臼歯付近に症状が限られる限局型侵襲性歯周炎の2種類があります。広範型も限局型も発病した歯の根の周りの骨が激しく溶け、そのスピードも速いという特徴があります。

若年性歯周炎 (侵襲性歯周炎)の原因
歯周炎細菌の感染と生体(身体)の防御反応の結果発症します。歯周炎細菌の中でもA.actinomycetemcomitansやP.gingivalisの存在比率が高いとされています。侵襲性歯周炎に罹患するひとはこれらの細菌に対する防御機能(免疫反応)が遺伝的に弱いと考えられています。

若年性歯周炎 (侵襲性歯周炎)の検査と診断
歯周ポケットと言われる歯と歯茎の隙間の溝の深さを測ります。比較的低年齢でポケットが深いのが特徴です。その場合全体的に深いのか、何歯かに限局して深いのかを調べます。また、A.actinomycetemcomitansやP.gingivalisの存在比率が高いとされているので、これらの細菌が存在しているのかの細菌検査を行うこともあります。また、親や兄弟で同じ様な症状のご家族がいないかを調べることも重要です。

若年性歯周炎 (侵襲性歯周炎)の治療方法
侵襲性歯周炎の罹患率は0.05%~0.1%とされており、慢性歯周炎の治療法だけでは改善が得られないことがあるため、歯周病専門医を受診することが勧められます。治療は慢性歯周炎と同じ様に、歯周病治療の歯磨きの実践から始まり、歯石除去や歯の根の周りをつるつるにするルートプレーニングを行います。しかしこれだけでは改善が認められないことが多いので、歯周組織再生療法などの歯周外科手術を行ったり、弱い力で歯を動かし、バランスの良いかみ合わせと清掃性の高い歯並びを獲得する目的で歯周矯正治療を用いたり、ぐらぐらしている歯同士をかぶせ物で支え合う様につなげる歯周補綴治療を用いたりします。この様な治療は多様な治療技術を身に着けていなければならなく、歯周病専門医の中でもさらに臨床力のある歯科医師のみが可能とされています。

この病名の監修医師

いいの歯科
飯野 文彦 先生

164-0014 東京都中野区南台2-12-10
03-5341-3531

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