動脈血栓症 ドウミャクケッセンショウ

初診に適した診療科目

動脈血栓症はどんな病気?

全身の血管の中を循環している血液ですが通常は潤滑で血管内で詰まる事はありません。しかし動脈血栓症では何らかの原因でその血液が固まる事により血管内の特定部位に滞留し詰まってしまいます。身体の隅々まで酸素と栄養分を供給している動脈内で血栓が起こると、その先への血液の循環が止まり酸素や栄養分をいきわたらせる事が出来ず、その先の部位の組織壊死や機能障害を引き起こしてしまいます。

主な症状

動脈血栓症の症状は、動脈血栓のある場所によって変化があります。脳の場合は血腫が発生する他、これに伴い頭痛や発作を起こす可能性があります。肺など臓器の場合は、狭心症、心筋梗塞などの重病に発展する可能性がありこちらの場合は最悪死に至るケースも多くあります。また血流の障害ですので身体気管の壊死なども懸念されていますので注意が必要です。

主な原因

動脈血栓症はアテローム(粥腫)の破綻や心房細動により左心房内に血栓ができやすいことが原因で脳梗塞、心筋梗塞が引き起こされる病気です。高脂血症、多血症、血液の病気などで血液がどろどろしていて固まりやすい、閉塞性動脈硬化症、動脈瘤などで血管壁によって血栓ができやすい、心臓弁膜症、心臓内腫瘤などで血液の流れがよどんでいて血栓ができやすいことがあげられます。

主な検査と診断

動脈血栓症の検査方法としましては、放置されてた場合、早くて数時間足らずで死に至る可能性もあるので早期診察がとても重要になります。検査は血管造影検査か造影剤を使用したCT検査が基本的に行われますが、エコー検査で診断出来る場合もあります。突然発症した腹痛では、例え確定診断がつかなくても、この病気の可能性があれば早期に手術を行うこともあります。

主な治療方法

動脈血栓症とは、心房細動が48時間以上続いているような場合に心臓から送り出される血液の量が減り血管内の血液の動きが悪くなってしまうために引き起こされる血栓症のことをいいます。この治療法としては基礎疾患である心臓の治療をすることが先決であり、心臓が正常に戻れば血栓ができることはないのです。また血栓ができることを防ぐために抗凝固剤を服用するといいのです。