けいれん発作

初診に適した診療科目

けいれん発作はどんな病気?

けいれん発作とは、何らかの疾患に伴って四肢などがけいれんするような状態を表します。実はこれが起こる病気というのは大変種類が多いと考えられています。ですから、このような発作に対処するためには、原因がなんであるかを考える必要があります。比較的よく見られるのは、熱中症などで、特に子供や高齢者に多く発生すると考えられています。

主な症状

けいれん発作の症状は筋肉が自分の意思とは関係なく、突然収縮する状態のことをいいます。筋肉の一部または全身に起こります。また四肢の筋に急激な収縮がみられる場合は、意識障害を引き起こします。この場合は救急治療を行わなければなりません。発作には手足をガタガタと屈伸を繰り返す間代性けいれんと手足を強直させる強直性けいれんがあります。

主な原因

けいれん発作の原因としては、先天性要因と脳外傷によるものがあります。成人してから発作がおきた場合はまずこの脳外傷が要因です。頭部打撲やむち打ちだけでは発作はまず起きません。運動などの神経の中枢である脳に損傷を受けた人の一部に発作が起こります。脳外傷の他にも脳腫瘍や脳動静脈奇形、脳炎などによって起こることもあるので、病院での精密検査が必要です。

主な検査と診断

てんかんを起こしけいれん発作を起こす方は病院へ足を運び検査を受けましょう。てんかんの原因は脳が何らかの事に反応し発作を起こす事が多いのです。何に反応するかは人によって異なります。検査方法は脳波検査です。脳波検査を行い、異常があるかどうかを判断します。脳に何らかの異常がある場合、脳波検査を行えばすぐに見つける事が出来ます。発作を起こさないよう、薬を常用する事により発作を抑制する事が出来るのです。

主な治療方法

けいれん発作の治療法とはおもに薬物治療です。てんかんの一つとされるため、てんかんの薬物を使用します。具体的には抗てんかん薬の服用です。副作用が現れることがあるので、担当医とよく相談する必要があります。また、薬で抑えられない場合は手術を行います。外科手術となり、外科医やてんかん専門医によって行われます。一般的にこの病気を発症した場合、生涯にわたって薬を服用し続けます。