胚細胞腫ハイサイボウシュウ

胚細胞腫はどんな病気?
胚細胞とははヒトを含む生物の卵子や精子のことをさします。胎児の原始生殖細胞から卵巣や精巣は作られ、胚細胞が作られます。胚細胞腫とは卵子や精子になる細胞から発生した腫瘍のことで、良性と悪性とに分かれます。発生部位は卵巣や精巣などの性腺と呼ばれる部分が主ですが、胸部や頭、腹など性腺以外の部分からも発生することもあります。治療は良性の場合は外科的切除、悪性の場合は手術と抗がん剤を組み合わせ行います。


胚細胞腫の症状
胚細胞腫の症状としては、自己で気付く場合は、卵巣の下腹部のしこりとして気付かされます。膀胱、腹痛、腹水、直腸がしこりに圧迫される事で頻尿や便秘も発生してきます。オムツの交換時には、痛みが無い精巣の腫れとして発見され、腫瘍の圧迫による便秘、おしっこが出づらい尿閉がみられます。後腹膜では、お腹の腫れやシコリ、縦隔では浮腫や呼吸器の異常がみられます。

胚細胞腫の原因
胚細胞腫の原因については、まだ完全に理解されていません。ほとんどの卵巣腫瘍や清掃腫瘍は胚細胞が起源であるとされています。リスクの要因としては、家族歴や精巣ウイルスの感染症、耳下腺睾丸炎、また、後天性免疫不全症候群や胎児期におけるエストロゲン曝露などが考えられています。解明されていないため予防策も見つかっていないのが現状です。

胚細胞腫の検査と診断
胚細胞腫の検査方法は、主に超音波検査です。大部分は、胎児の出生前、あるいは出生直後に見つかりますが、時々、何らかの理由により、乳幼児期に発見されるケースもあります。出生前に発見され、且つ腫瘍が大きい場合には、一般的に、予定帝王切開による分娩を行うことになります。これは、腫瘍の破裂や腫瘍内の出血を避けるためです。一方、乳幼児期に発見されたものに関しては、悪性腫瘍の可能性があるため、注意が必要です。

胚細胞腫の治療方法
抗がん剤治療で胚細胞腫による体調不良を治すことが出来ます。腫瘍が脳の近くにある場合は、放射線治療を行なうことで腫瘍を小さくすることが可能です。腫瘍が悪化して痙攣の症状が出た時は、てんかん治療薬を使った治療法で意識を取り戻す事が出来ます。悪性の腫瘍が発生している時は、切除を行なうと腫瘍の肥大と転移を未然に防ぐ事が出来ます。

胚細胞腫の初診に適した診療科目

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