早期ダンピング症候群ソウキダンピングショウコウグン

早期ダンピング症候群はどんな病気?
早期ダンピング症候群というのは、身体に現れる後遺症の一種の事を言います。胃がんの手術などをしたときに胃を切除すると、小さくなった胃から小腸への排出速度が速くなってしまうので、嘔吐や眩暈、発汗などと言った症状を引き起こしてしまいます。胃を切除することによって生まれる後遺症ですので全ての患者に当てはまるわけではありませんが、食事の際には注意を払わなくてはいけません。


早期ダンピング症候群の症状
早期ダンピング症候群とは胃切除手術後の合併症で、肺炎、後出血、縫合不全、創感染、膵液瘻などが術後の早い時期に現れることを言います。また早期ダンピングは、食事貯留機能の低下によるものが原因で、食後30分以内の発汗や頻脈、顔面が紅潮する、脱力感、下痢、腹痛、膨満感といった腹部の症状となって現れます。胃切除後は、これら合併症の早期発見のためにも定期的に健診を受けることが重要です。

早期ダンピング症候群の原因
早期ダンピング症候群の原因として挙げられているのは胃腸の過度な活動と自律神経の異常です。空の状態の腸に急速に食物が送られることで、セロトニンなどの胃腸の動きを促進する物質が増加することに加えて、それと同時に生じてくる自律神経の活動の異常が発症の要因として挙げられます。胃腸の動きが過度に活発になることが最も大きな影響を与えています。

早期ダンピング症候群の検査と診断
早期ダンピング症候群の検査方法は、まず患者から、どのような自覚症状があるのかのアンケートをとり、それを参考に問診を行います。そしてダンピング誘発試験という検査をします。これは患者に50パーセント濃度のブドウ糖液を服用させ、ダンピングの症状が現れる時間を記録するものです。血圧や脈拍の測定と、セロトニン、カテコラミン、プラジキニン、ヒスタミンの測定、血糖の測定も行われます。

早期ダンピング症候群の治療方法
早期ダンピング症候群ではまず、炭水化物の食べ物を減らし、高タンパクおよび高脂肪の食べ物の摂取など食事制限による治療法が実施されています。薬物療法としては抗ブラジキニン薬、抗ヒスタミン薬などを用いて行われます。しかし、これは病気ではないため基本は薬に頼らず、食事療法を工夫します。その上で大切なことは食べる量と速さを注意することです。

早期ダンピング症候群の初診に適した診療科目

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