上腕骨骨幹部骨折

初診に適した診療科目

上腕骨骨幹部骨折はどんな病気?

上腕骨骨幹部骨折は、直達外力によるものと、手や肘をついたとき、自家筋力による骨折などの介達外力によって生じます。症状としては、腫脹、変形、異常可動性が認められます。三角筋付着部により近位の場合は、近位骨折は、大胸筋、大円筋、広背筋のために内転します。反対に遠位場合は、外転します。合併症として、神経麻痺生じることがあります。

主な症状

上腕骨骨幹部骨折においては、その他一般的な多くの骨折と同様の症状を呈すると考えられます。代表的なものとしては、患部の痛みや炎症、発熱などがあげられます。また治療の過程において、必ず患部を固定することになりますので、それに伴って必然的に患部の廃用性の機能低下が起こります。ある程度回復したらリハビリテーションを行うのはそのためです。

主な原因

上腕骨骨幹部骨折の原因は、転落したことによって上腕部への圧力が加わるということが挙げられます。転落や店頭などによって上腕の中央部分に対して外部からの圧力が集中して掛かり、骨折につながることが最も多い要因として挙げられています。また、軽い転倒の場合であっても上腕部を打ち付けることで骨折の要因となる可能性も存在しています。

主な検査と診断

骨折しているかどうか知るための検査方法とは、単純にレントゲンを何枚か撮ることです。しかし、問題なのは病院・医師の対応です。上腕骨骨幹部骨折は大抵の場合、上腕骨の中心に近い部分に起こることが多いですが、上過ぎたり下過ぎたりすると治療・手術が格段に難しくなるからです。その場合、後遺症が残る可能性も否めないため、対応に納得できる医師を見つけることが今後のモチベーションに影響するでしょう。

主な治療方法

上腕骨骨幹部骨折については、患部を固定した状態で骨の接合を待つ保存療法が治療法として採用されます。ギプスで固定して安静状態を保つことになりますが、これを行っている機関に上腕を過剰に動かしたり、力を入れたりすると、うまく骨と骨とが接合しなかったり、接合に時間がかかったりするようなケースがあるといわれています。必要に応じて痛みを抑える薬を服用します。