痙攣性便秘 ケイレンセイベンピ

初診に適した診療科目

痙攣性便秘はどんな病気?

痙攣性便秘とは、ストレスや睡眠不足などで、自律神経が乱れ、腸がけいれんし、動きが活発になる為に、便秘になる事をいいます。たまに便が出ても小さくてコロコロと硬い便になっています。
治療方法としては、ストレスを無くす事ですが、原因がわかっていない場合は難しくなります。その為、下剤などで刺激を与える事は止めて、なるべくリラックスする事が大切です。

主な症状

痙攣性便秘の症状の特徴として便秘と下痢を交互に繰り返すことです。また最初は硬いコロコロ便だったのに途中から下痢に近い緩い便というケースも多くあります。
食後に下腹部痛、残便感、便意を感じても排便できないなどの症状がでることもあります。

主な原因

痙攣性便秘はほとんどの場合はストレスが原因で起こっています。気分・感情や体のリズムに大きくかかわる神経伝達物質のひとつがセロトニンであり、そのほとんどが腸に存在します。
このセロトニンは腸の働きや運動にも大きく関わっており、ストレスが強いとセロトニンが過剰に分泌され、腸の蠕動運動が活発になり過ぎたり痙攣をおこしたりして、腹痛や腹部の不快感、下痢、便秘といった排便障害をおこします。

主な検査と診断

痙攣性便秘は、原因がまだはっきりと特定されていないのですが、精神的ストレスによって腸がけいれんを起こして、煽動運動が活発になるために引き起こされる病気です。
下痢と便秘を繰り返しますが、他の便秘との区別がつきにくいため、検査方法としては、経験の豊かな医師による問診によって、判断されます。判断材料としては、ストレスの有無、睡眠不足などの生活習慣が問題になります。

主な治療方法

痙攣性便秘解消に必要なのはストレスの解消とストレスと上手く付き合う方法を見つけることになります。
ストレスから便秘や腹痛・腹部不快感が生じるという事を理解することが大切です。規則正しい生活を心がけ、睡眠時間をしっかりと確保するようにしましょう。
薬物治療をする場合には、基本となる薬はポリフルという便形状改善剤です。一般的な便秘薬を使った治療と異なります。