不全流産フゼンリュウザン

不全流産はどんな病気?
不全流産とは、胎芽や胎児がすでに子宮腔内から排出されているにもかかわらず、完全排出されず一部分のみ子宮腔内に残ってしまう状態です。ほどんどが胎児の染色体異常など原因不明の流産で、すでに妊娠が維持できない状態であり、放置すると感染症を引き起こす可能性があるため、子宮の機能を正常に戻すために残ってしまった組織を取り除く手術が行われます。


不全流産の症状
不全流産の症状は、子宮の中に残った組織がすべて排泄されず子宮内に残存物がある状態になります。この流産の場合は痛みが強く出血も伴います。陣痛のように痛くなったり、痛みが弱くなったり波のある痛みが続きます。子宮頸管が開いてしまっているため出血をします。また胎嚢が変形してしまっており、赤ちゃんの付属組織が血の塊となって流れ出てきてしまいます。

不全流産の原因
不全流産は、流産後に子宮内に残存物が残っている状態ですが、流産にも様々な原因があります。卵巣の代謝が悪く黄体ホルモンの分泌が不十分になる黄体機能不全や子宮内膜がホルモンに反応できず胎盤の成長が悪くなる子宮内膜機能不全、妊娠を抑制するプロラクチンが多い高プロラクチン血症などがあります。その他にも、子宮の形の異常、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸管無気力症、子宮内腔癒着症などによるものなどがあげられます。

不全流産の検査と診断
切迫流産として経過を観察し治療していたとします。しかし、それにもかかわらず症状が重くなって流産が避けられない事態となることを進行流産と言います。妊娠初期で子宮内容物の排泄が不十分で、一部が子宮内に残っている場合を不全流産と呼んでいます。検査方法ですが、初期流産の診断は超音波検査を行います。超音波検査で心拍を確認します。7週以降で心拍がない場合は流産と考えられます。

不全流産の治療方法
不全流産の治療法は、妊娠してからの時期次第で対応が変わる場合があります。大抵は子宮の中身の除去と同時に、清掃術を行う流れになります。妊娠初期の方が対応はしやすい傾向にあり、放っておくと母体に血液が流れ、その影響で感染症に陥る可能性が高まります。まれに処置なしでも対応できるケースがありますが、大抵は適切な対応が求められます。

不全流産の初診に適した診療科目

不全流産の専門外来

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