疲労骨折

初診に適した診療科目

疲労骨折はどんな病気?

疲労骨折とは、疲労が蓄積したことによって、養分などが少なくなったために発生する骨折のことです。一般的に、骨はカルシウムなどによって強化することができます。逆に、それらの養分が足りなくなった場合には、骨の力が弱まってしまうために、骨折などが起こりやすくなります。このため、疲労が蓄積した場合にはカルシウムなどが不足するために、適度な休息が必要です。

主な症状

疲労骨折はスポーツによる同一の骨への繰り返しの負荷で起こる骨折なので、症状の表れる場所・骨折箇所は、スポーツの種目によって異なります。骨折箇所には、局所的に疼痛があり、運動を始める時には強く、運動をしている時は軽減します。しかし、運動を終える時、終えた後の痛みはまた強くなります。運動を休止している期間は、痛みは殆どありません。

主な原因

疲労骨折の原因は特定の部位に恒常的に軽い負荷をかけるような行為を続けることによるもので、この軽い負荷が徐々に骨部分に疲労としてたまり、最終的に骨折につながるものです。主にスポーツ競技者に多く、自分の筋力以上の運動を繰り返し、継続することにより、疲労した筋力を補うために骨に負荷をかけます。負荷により骨がだんだんと弱くなり、最終的には限界を超えてしまうことで発症する骨折です。

主な検査と診断

疲労骨折における検査方法には一体どのようなものがあるのでしょうか。これは、それが生じてしまったからすぐにX線を用いる、ということだけでは不明確なままだと言われています。ではどうすれば良いのかというと、それが生じてから期間をおくことです。大体、2週間から6週間の間で、その症状がはっきりしてくるので、それで診断を受けることができます。早期発見では、MRI検査などが有効です。

主な治療方法

疲労骨折はスポーツ選手によく起こる骨折の1つで治療法は主に3つあります。まず「安静にする」ことです。4~8週間固定をし安静にしておくことが必要ですが、激しいスポーツの場合には12~16週間の安静が必要になることもあります。2つ目に、「リハビリ」です。安静期間が終了すると、数か月間の期間を費やし軽いリハビリをします。症状がひどい場合には、「手術」をします。手術後のリハビリは6か月以上とされています。