co 中毒 シーオーチュウドク

初診に適した診療科目

co 中毒はどんな病気?

一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンとの親和性がとても高く、一酸化炭素ヘモグロビンを形成します。このためヘモグロビンは酸素の運搬ができなくなります。そのうえ、一酸化炭素ヘモグロビンは単に酸素を運搬しないだけではなく、残ったヘモグロビンの酸素親和性を増し、酸素供給量が著しく減少します。これらの症状をまとめてco 中毒と言います。

主な症状

co 中毒は一般的には一酸化中毒と呼ばれていて、一酸化炭素の濃度によって症状の重さが変化します。一番軽いのは、頭痛や軽度の呼吸困難に陥ります。少し濃度が上がってくると、めまいや呼吸困難が現れてくる事になります。重度の濃度による場合は、意識の混濁や意識の不明の状態といった重篤な状態になるのが一般的です。すぐに新鮮な空気の場所に出してあげる事です。

主な原因

人は呼吸によって空気中から酸素を吸ってco2を体外へ吐き出しています。工事現場での工事の最中や自宅でのストーブの利用によってco:一酸化炭素が発生すると、人は知らず知らずのうちにcoを吸い込んでいます。coは酸素よりヘモグロビンとの結びつきが強いため、ヘモグロビンとcoが結びついてしまうためにco 中毒が発生します。これがこの病気の原因です。

主な検査と診断

co 中毒の検査方法は、血液検査によって実施します。血液内の一酸化炭素ヘモグロビンを検査すれば、この病気であるかどうかが判明します。しかし、この中毒は誤診が多く、見過ごされがちであるのが特徴です。カゼの症状や心電図での虚血性変化などから、カゼや心臓疾患などの他の病気に誤診されることにより、見過ごされたり治療が遅れるケースがあります。

主な治療方法

co 中毒の患者には、とにかく新鮮な空気を吸わせることです。軽度の症状なら、新鮮な空気が吸える場所に移動し、自発呼吸させます。意識障害を伴う場合は酸素マスクで純酸素を吸わせますが、それでも呼吸が不十分であるならば、高圧酸素療法によって、酸素を吸入させます。一酸化炭素を排出し、酸素不足になった各組織へ酸素を供給する治療法です。