亜急性硬化性全脳炎アキュウセイコウカセイゼンノウエン

亜急性硬化性全脳炎はどんな病気?
亜急性硬化性全脳炎とは、麻疹に感染してから5年~10年の潜伏期間を経て発病する脳炎のことです。麻疹ウイルスが脳内で変異することが原因だとされています。初期症状としては、学力低下、行動の変化、性格の変化、記憶力低下、などがあります。抗ウイルス薬やインターフェロンの投薬治療が行われていますが、根本的な治療法がないため、麻疹にかからないようワクチン接種をすることが大切です。

亜急性硬化性全脳炎の症状
亜急性硬化性全脳炎の初期症状としましては、意欲の低下から始まり、学力の低下や、記憶力の低下、体力の低下、性格の変化、そして行動の変化が挙げられます。自覚するのは記憶力や学力よりも体力面で気付くことが多いです。発症から約半年から1年後には昏睡状態になります。一般的には月単位で亜急性に進行しますが、急性又は慢性に進行する場合もあります。

亜急性硬化性全脳炎の原因
亜急性硬化性全脳炎の原因は、脳内で変異した麻疹ウイルスによるものだと考えられています。麻疹ウイルスによる脳内での持続感染によって起こります。普通のウイルス感染とは異なり、長期の潜伏期間の後に発症しますが、この理由についてはまだ解明されていません。患者の傾向から、中軸神経系がまだ十分発達していない幼少期や、免疫系の監視システムが十分に働かない場合に中枢神経系に持続感染してしまうとも考えられています。

亜急性硬化性全脳炎の検査と診断
亜急性硬化性全脳炎の検査方法としては、MRIやCTでは、特別に特徴的な変化みられません。強いて言えば、皮質下などに軽い病変がみられたりしますが、進行すれば次第に脳が萎縮して小さくなっていきますので、主に検査では髄液蛋白上昇や、脳波で周期性同期性放電を確認してなされます。ミオクローヌスが出現する頃には脳波で周期性同期性放電がみられるので、脳波を調べたり、 血清又は髄液で麻疹抗体価の上昇値を調べます。

亜急性硬化性全脳炎の治療方法
亜急性硬化性全脳炎の治療法としましては、現在のところ、確実と言われる治療はまだ存在していません。現状ではワクチン接種で麻疹に掛からないようにする事が最も重要な治療のひとつとなります。現在の検討でもさまざまな治療の方法が検討されており、インターフェロンや抗ウイルス剤の投与やC型肝炎の薬でもあるリバビリンの有効性が検討されています。

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