仮性クループ カセイクループ

初診に適した診療科目

仮性クループはどんな病気?

仮性クループとは、急性喉頭痛と言う病気のことです。これは、ウイルスや細菌に感染し、気管の入り口にあたる喉頭に炎症が起こる病気です。また、炎症による喉の痛みも伴います。喉頭部分は気管の中でも狭くなってる部分なので、ここに炎症を起こすと、咳が出るだけではなく、呼吸がしにくくなり、呼吸困難に陥る場合もあります。夜間に悪化する事が多いです。

主な症状

仮性クループの症状とは、まず気管が狭くなる事で息苦しさを感じます。そして咳を何度も繰り返し、子犬が鳴くような独特の音を発します。呼吸をする時にひゅーひゅーと言う音も鳴ります。放置して病状が悪化する事により、自力で呼吸をするのが難しくなり呼吸困難を引き起こし、心配停止にもなりうる事も恐ろしい事態になってしまう場合があります。

主な原因

仮性クループの原因は、主にウイルスによる感染症によって引き起こされる場合が極めて多いです。このウイルスの中には、マイコプラズマなどの危険性の高いウイルスも関与しているほか、一般家庭のカビやアスベストなどの環境的なウイルスの感染によっても発症する場合があります。さらに、インフルエンザウイルスに感染しても通常の症状の他にも発症する危険性があります。

主な検査と診断

仮性クループの検査方法は、頸部X線写真で、声帯の下部がどの程度狭くなっているかの診察です。頸部に聴診器を当てて「ヒューヒュー」とした喘鳴が聞かれるかどうか、ファイバースコープを鼻に入れて喉頭を観察し、声帯の下部が白く腫れていることが認められるかどうかといった点が重点的に検査されます。またこのような検査を行わなくても、臨床症状のみによる判断も可能です。

主な治療方法

仮性クループの治療法は、保湿や水分補給などがあります。ウイルス対策をすることが重要なケースがあり、換気、場合によっては加湿器や空気清浄機で改善が見られます。発症した影響で咳が止まらない場合は、治療薬を使用すると効果が出ます。進行した結果、喉が腫れてしまった場合は薬剤の吸入、ステロイド注射で対応するといったケースもあります。