人獣共通感染症 ジンジュウキョウツウカンセンショウ

初診に適した診療科目

人獣共通感染症はどんな病気?

人獣共通感染症は、動物由来感染症やズーノーシスとも言われる、その名の通り人と動物に共通する感染症のことです。代表的なものとしては「狂犬病」や「猫ひっかき病」「エキノコックス症」「トキソプラズマ症」などがあります。予防法としては、ペットでも過剰なスキンシップは避けること、糞尿はすぐに片付けること、むやみに野生動物に触れたりしないことが大切です。

主な症状

人獣共通感染症とは、名前の通りヒトとヒト以外の脊椎動物の両方に寄生する病原体によって引き起こされる感染症です。感染している動物にふれたり感染している動物が排泄した物にふれると再感染します。有名な病名に狂犬病があります。主な症状として恐水症があります。他に風邪に似た状態もおきます。興奮性や麻痺といった神経系の異常も起きます。

主な原因

人獣共通感染症は人も動物も共通してかかる感染症で、主な原因としては、くしゃみなどの空気中の微粒子からの空気感染や動物を抱いた際におこる接触感染等があげられる。世界中には約300種類ほどの動物からの感染が確認されており、これらの菌やウイルス等の病原体が口や皮膚の傷口から入るなど、これらの様々な感染経路が要因となっている。

主な検査と診断

人獣共通感染症の検査方法とは、まず一般的には血液検査が行われます。体に何らかの異常があり、動物に噛まれた心辺りがある人は血液の中のウィルスの有無を調べる為です。皮膚に傷がつき炎症がある場合はその傷から出ている体液を調べる事もあります。動物から何らかのウィルスに感染している場合はひっかかれたり、噛まれたりした患部にもウィルスが見つかるからです。

主な治療方法

人獣共通感染症の治療法は、感染症によって異なる場合、あるいは確立されていない場合があります。抗生物質で治療できる場合もありますが、そうでない場合も非常に多く、場合によってヒトの持つ免疫力に頼らないといけないケースがあります。そのためには体力をつけることが重要ですし、事前にワクチンで予防しておくと、かかりにくくなる場合があります。