グラム陽性球菌はどんな病気?
グラム陽性球菌とはグラム染色で紫色に染まる球菌のことをいいます。臨床上重要なものは黄色ブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌です。黄色ブドウ球菌による感染症は伝染性膿痂疹、肺炎、肺化膿症が挙げられ、耐熱性の毒素を産生し、激しい嘔吐をともなう食中毒や毒素性ショック症候群を引き起こします。連鎖球菌は猩紅熱や髄膜炎、リウマチ熱を引き起こします。肺炎球菌は肺炎、急性中耳炎、細菌性髄膜炎等を引き起こします。
主な症状
グラム陽性球菌の多くは、しばしば人や環境に常在します。健常な人にとってはほとんど問題にならない弱毒菌ですが、免疫不全患者や易感染患者においては重篤な感染症を引き起こす場合があります。代表的な黄色ブドウ球菌が感染した場合の症状としては、人の膿瘍等の様々な表皮感染症や食中毒、また肺炎、髄膜炎、敗血症等致死的な感染症の起因となりえます。
主な原因
グラム陽性球菌のひとつとして、黄色ブドウ球菌があげられます。これを引き起こす原因の病原性には、化膿性感染症、食中毒、熱傷様皮膚症候群、毒素性ショック症候群などがあります。化膿性感染症は、コアグラーゼ、a毒素などが関与し、皮膚、粘膜、肺、骨髄などで化膿性感染症を引き起こします。食中毒は、エンテロトキシンに関与します。食品中で、生産されると言われています。
主な検査と診断
グラム陽性球菌とはカビなどに代表されるカビの菌のことをいいます。カビによる感染は、日常的に起きているのですが健康体の人は殆ど影響なく終わるのですが、免疫が弱っている高齢者や病み上がりの人は簡単にカビのよる感染症にかかることがあるのです。このような状態の場合の検査方法は、血液を採取して血液検査を行なうことで簡単に診断できます。
主な治療方法
グラム陽性球菌の治療法は、抗生物質を投与することで実施していきます。しかし、菌の中には薬剤に対して耐性を持っているものがいるため、抗生物質の使用には注意する必要があります。菌を分離した上で薬剤の感受性試験を行い、対象の菌に有効に効果を発揮する抗生物質を選んだ上で、抗生物質の投与による治療を行う事が場合によって必要になってきます。
グラム陽性球菌の初診に適した診療科目
グラム陽性球菌に関連する病名