感音難聴 カンオンナンチョウ

初診に適した診療科目

感音難聴はどんな病気?

感音難聴とは、耳の病気の一つです。音の感知に重要な内耳や、聴神経に異常が発生した時に起こる難聴と言えます。音には周波数というものが存在し、その周波数によって聞こえる音と、聞こえにくい音の度合いに大きな差が生じてくるようになってしまいます。大きな音はよく聞こえるものの、逆に小さな音は全く聞こえないといった症状を発症します。

主な症状

音がなっている、あるいは誰かが話しているといったことは分かることですが、その内容を聞き取ることが出来ないのが感音難聴の主な症状です。例えば、自分が話しかけられていることは分かるのですが、相手が何を言っているのかその話している内容が分からず、進行すると会話を成り立たせることが難しくなります。感音性の場合、音が聞こえないわけではないのです。

主な原因

本来なら音による振動を理解するはずの、内耳の感覚細胞の働きが鈍ってしまったり、脳にメッセージを送る際に、神経の伝達障害が生じることが原因で感音難聴は発症します。これが主な発症の理由ですが、他にも服用した薬の副作用がもとで発症することもあります。また、老化に伴い、蝸牛の中にある有毛細胞が減少した場合にも生じることもあります。

主な検査と診断

感音難聴の検査方法は、有名なものとしてウェーバー法があります。これはドイツのエルンスト・ウェーバーが開発したもので、音叉を患者の前東武の中央に、基底部を密着させた状態でたたいて、その音の定位がどこにあるかを患者側に尋ねるという方法です。これで骨を伝って音が内耳に入っていくので、音の感じ方に偏りがあれば、位置についてもまた正確な部分が把握できず、ずれるということになります。

主な治療方法

感音難聴の治療法ですが、一般的にはないといわれていますが、決してそんなことはありません。まず一つ目としては耳は叩かないということです。また、長時間に渡って激しい音楽を聴いたり、イヤホンやヘッドホンの着用は控えるなども有効です。また、この病状が出るのは耳の血流が悪くなるために起こると言われているので、耳のつぼを刺激して血流を良くすることによって、症状が緩和するというのは非常に効果が高い方法です。