滑膜肉腫カツマクニクシュ

滑膜肉腫はどんな病気?
滑膜肉腫とは四肢の関節近くに発生する悪性肉腫です。悪性腫瘍では珍しく手や足に発生することがあり、比較的ゆっくりと増大します。数年間肉腫の大きさが同じままのことがあったり、疼痛を伴ったりすることもあります。症状が進むと肺やリンパ節に転移します。治療には広範切除術という、再発防止のために周囲の正常な組織を腫瘍に付けて取り除く方法が取られます。


滑膜肉腫の症状
滑膜肉腫の症状は、急に大きくなる痛みの無い、皮膚や筋肉の下にできるコブから始まります。しかし、痛みがあったり、ゆっくり大きくなったり、ずっと同じ大きさであったりすることもあります。腫瘍が骨の近くにできると、関節が曲がらなくなってしまい、神経を圧迫して痛みが起きることもあります。病気が進行すると、リンパ液などに転移することもあり、肺にまで転移すると、呼吸ができなくなり危険な状態になります。

滑膜肉腫の原因
滑膜肉腫を引き起こす原因は染色体転座という遺伝子の異常です。細胞が死に、新たな細胞が発生するなかでこれは起こります。この染色体転座というのは、染色体の一部分が一度切り離されて、別の部分で接続、融合してしまう現象のことをいいます。この病気の場合は、第18番染色体のSYT遺伝子とX染色体のSSX遺伝子が入れ替わってしまう染色体転座の発生がその要因となっています。

滑膜肉腫の検査と診断
滑膜肉腫は、簡単に言えば腫瘍のことなので、通常の検査方法としてはX線検査を受けることで肉腫を発見することが出来ます。また、何の病気かを診断する場合は、瘤を調べてみると、中に石灰がある場合も稀にあります。その他にも画像検査、つまりCTやMRIを利用して評細を調べますが、最終的には診断結果を確実なものにするために顕微鏡によって検査します。

滑膜肉腫の治療方法
滑膜肉腫の治療法には手術によって体内から取り出すことが、まず必要になります。広範切除術という方法で取り出すのが一般的です。この方法によって手足にできた場合でも切断しなくて良くなりました。顕微鏡で観察すると微小転移していることもあり、その時は抗癌剤による治療を施すこともあります。治療功績は5年累積生存率は30~70%だと言われています。

滑膜肉腫の初診に適した診療科目

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