概日リズム睡眠障害はどんな病気?
概日リズム睡眠障害とは、体内時計がうまくと調整できずに思い通りの入眠や覚醒ができなくなり、社会生活に支障をきたしてしまうことをいいます。この症状には時差症候群や交代勤務睡眠障害、非24時間睡眠覚醒症候群や不規則型睡眠覚醒パターンなどいくつかのタイプに分けられ、それぞれにその症状になった原因が違ってきます。身に覚えのある方はまずはカウンセリングを受けてみると良いのではないでしょうか。
概日リズム睡眠障害の主な症状は?
概日リズム睡眠障害の症状は、倦怠感などの体の不調や睡眠の障害などです。日中に眠気を感じ、作業効率の低下や各種の精神への影響が表れてきます。眠りにつく時間や起きる時間が少しずつ遅れてきたり、あるいは夕方から眠くなって起きていられなくなるといった病状も見られます。また、一度眠ると昼過ぎまで起きられないというような病状が起こることもあります。
概日リズム睡眠障害の主な原因は?
概日リズム睡眠障害の原因は、体内時計と昼夜の生活サイクルが合わないために引き起こされます。日常生活では、生活や仕事の事情により、必ずしも体が求める時間に必要な睡眠を取ることができるわけではありません。しかしその結果として、体内時計と生活リズムが狂ってしまい睡眠障害をもたらす要因になります。こうした睡眠障害が体に不調をもたらします。
概日リズム睡眠障害の主な検査と診断方法は?
概日リズム睡眠障害の検査方法は、問診やカウンセリングを通して、日常生活のパターンを知ることで、体内時計のずれの状態を確認することです。正確な原因を見つけるために、睡眠と起床のリズムや活動量を記録してもらい、それらを参考に原因やパターンを判断します。深部体温リズム測定、メラトニンの分泌リズム測定なども用いることがあります。
概日リズム睡眠障害の主な治療方法は?
概日リズム睡眠障害の治療法は、高照度光による治療と薬剤による治療が実施できます。高照度光療法は、光を体に浴びることによって本来の体内のリズムを取り戻す方法です。朝と夜の光の照射によって体内リズムを調整する事が可能です。また、メラトニンのような薬剤の投与を行うことによって、体内のリズムを調整し本来の形に戻すことができます。
概日リズム睡眠障害の初診に適した診療科目