粘液水腫 ネンエキスイシュ

初診に適した診療科目

粘液水腫はどんな病気?

粘液水腫の症状として、手や足のこわばりから始まり、顔のむくみや体全体のむくみが起こります。甲状腺分泌ホルモンが減少することによって、臓器の働きがわるくなることが原因です。顔全体がむくんでくるため、気力のない表情となり、唇やほおが厚ぼったく垂れ下がってきます。甲状腺分泌ホルモン薬を服用することにより、むくみが少しづつ治っていきます。

主な症状

粘液水腫の症状は、甲状腺機能低下症によるものです。甲状腺ホルモンの分泌が少なくなり、主に心臓や腎臓など、全身の臓器に機能低下が見られます。そのことにより、様々な影響が現れます。代表的なものとして、むくみがあります。初期のうちは、顔や手などに現れますが、進行すると全身に現れるようになります。特徴的なのは顔のむくみで、顕著に現れます。その他、気力の低下が起こることもあります。

主な原因

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの合成または分泌機能一部もしくは全部障害されます結果血中甲状腺ホルモンの低下とそのための身体症状がでます状態です。幼少時ですとクレチン病となり、成人ですと粘液水腫になります。原因ですが、甲状腺自体の原発性、下垂体性、視床下部性があります。臨床所見では、体重増加、浮腫、脱毛などがあります。診断は血中ホルモン検査でわかり、甲状腺ホルモン剤で軽快します。

主な検査と診断

粘液水腫のおもな検査方法は、血液検査になります。血液中の遊離甲状腺ホルモンであるFT3とFT4、甲状腺刺激ホルモンのTSHの値を調べます。また、この病気で上昇する血中コレステロールやクレアチンキナーゼの量も測定します。そのほか、甲状腺エコー検査や胸部X線、心電図、それに、甲状腺の組織を取って調べる生検が行われることもあります。

主な治療方法

甲状腺ホルモンのバランスを整えるホルモン剤を服用することで、粘液水腫を治療することが出来ます。それ以外にも、ステロイドを投与する治療法があります。重症の場合はホルモンを活性化する注射を使用して、症状をの悪化を食い止める事が出来ます。甲状腺ホルモンの数を増やす効果がある薬品を飲むことで、甲状腺の働きを正常にすることができます。