上行結腸

初診に適した診療科目

上行結腸はどんな病気?

上行結腸というのは、大腸の主要部分の事を言います。結腸というのは大腸の中でも盲腸と直腸の間の部分の事を言い、上行、横行、下行、S状の四つに分けられています。盲腸へと続く大腸の一部になっていますので、これがないと人間の身体は正しく機能しません。消化機能や排泄機能を司っている部分ですので、人間の身体の中に不可欠な器官だと言えます。

主な症状

結腸憩室炎は何らかの原因で結腸の壁が外へ飛びだし、袋のような状態になったことです。これが上行結腸(大腸の主要部分で、右下腹部にある盲腸から上へ向かい、右上腹部で左に曲がり、横行結腸につながる部分)で起こることでこの病気が発生します。これによる自覚症状はなく、大腸検査によって偶然発見されることがほとんどです。しかし炎症が悪化すると発熱、腹痛、便の詰まりが起こります。稀に大出血が起こることもあります。

主な原因

上行結腸癌とは、大腸癌の一種です。そして、その原因は主に食生活にあります。もう少し細かく言えば、高脂質、低繊維の食品の過剰摂取が癌に繋がってしまいます。例えば、ベーコンやハム、そしてソーセージなどの加工肉は大腸癌を引き起こす可能性のある食品であります。さらに、飲酒もそのリスクを背負っています。また、確実な要因としては肥満や過剰な体重といった生活習慣病があげられます。

主な検査と診断

上行結腸の検査方法は、目で見てみるというとても簡単な方法を利用することになります。視診と言われるのですが、大腸内視鏡検査という方法を利用することで、腸内にびらん状の組織が存在していないかを見てみるのです。この検査で、下痢や腹痛や出血の原因となっている部位を特定し、それによってどのような施術を施すかを決定するために役立てているのです。

主な治療方法

放射線治療を受けると、上行結腸に発生したがん細胞を取り除く事が出来ます。腸内にできたポリープを切除する治療法もあります。重症の時には、がんに感染している腸を切除する手術を受けることで、短期間の内にがんを治すことが出来ます。腹腔鏡を使った切除手術なら手術後の痛みがほとんど無いので、安心してがんを治す手術を受けることが出来ます。