インフルエンザ菌感染症インフルエンザキンカンセンショウ

インフルエンザ菌感染症はどんな病気?
呼吸器感染症・髄膜炎・中耳炎・副鼻腔炎などの症状に分類されます。痰(たん)、咳、発熱、呼吸困難などの症状がみられます。高齢者では肺炎もみられ、気管支肺炎像を示しますが症状は軽いほうです。

インフルエンザ菌感染症の症状
発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれん、項部硬直などの症状がありますが、成人はまれで、ほとんどが小児で起こります。

インフルエンザ菌感染症の原因

インフルエンザ菌感染症の原因は、「インフルエンザ菌」による感染です。インフルエンザ菌というとインフルエンザウイルスと混同してしまうかもしれませんが、二つは全く別のものです。インフルエンザウイルスは、ウイルスでインフルエンザ菌はバクテリアです。ウイルスをまだ発見していなかった19世紀後半に、インフルエンザ菌がインフルエンザにかかっている人の痰から発見されたため、インフルエンザ菌と名付けられました。しかし健常な状態でも鼻腔や咽頭などに常に存在している菌です。インフルエンザ菌はaからfという6種類に分けられます。その中でインフルエンザ菌感染症の原因になるのは、b型です。b型はb型のインフルエンザ菌は乳幼児の場合、中耳炎や細菌性髄膜炎などを引き起こします。発病する原因はインフルエンザ菌を持っていないことです。発病は17歳以下の人にかかり、特に04歳は発病者の80%以上です。また稀に高齢者にもかかるため注意が必要です。誰かから感染したことが考えられますが、誰から感染したのか特定できる例は稀で、突然発病します。



インフルエンザ菌感染症の検査と診断

検査方法は喉の奥や喉と鼻の穴の境目などに細い綿棒を差し込み、粘膜から分泌される液体を採取して分析します。粘膜液をチョコレート寒天の上で培養します。人肌程度の温度環境で24時間放置することで確認が可能です。その他、痰を採取して専用の検査用紙で検査できます。食欲が全くなくなり、吐き気が続く場合、髄膜炎が疑われます。その場合は、まずCT検査をし、脳や髄腔に他の疾患がないことを確認した後、髄液検査を行います。髄液検査は、「腰椎穿刺(ようついせんし)」によって髄液を採取し分析する検査です。腰椎穿刺は、腰の部分に針を刺して髄液を採取します。検査の方法は、腰回りに局所麻酔を施し、体をエビ状にしてもらって穿刺針を刺します。針を刺してから髄液を採り終わるまでは、約15分しかかかりません。髄液は、髄液沈渣のグラム染色をして分析します。腰椎穿刺の後吐き気が出たり、頭痛がしたりという場合があります。しばらく安静にすることが必要です。



インフルエンザ菌感染症の治療方法

インフルエンザ菌感染症には、抗生物質などの抗菌薬を使って治療します。幼児の場合は、抗菌剤の点滴を行うと同時に、他の人への感染しないために24時間隔離します。利用される抗菌剤は主にセフトリアキソンやセフォタキシムなどです。できるだけ迅速に処置を取る必要があります。また呼吸器に損傷がある場合は、気道の機能をサポートするため、チューブを挿入する場合がある他、気管を切開します。インフルエンザ菌の感染により起きる症状により抗菌剤が選ばれます。髄膜炎になった場合、抗生剤などの治療で致命率25%、また回復しても聴力や神経に障害を残してしまう場合が1530%とかなり高率です。そのため、まず予防をすることが大切です。日本ではインフルエンザ感染症の予防接種であるヘモフィルス-インフルエンザb型菌(Hib)ワクチンがこどもの定期予防接種に導入されています。予防接種は月齢2ヶ月以上7ヶ月未満で始め、約48週間おきに3回の接種を行います。

インフルエンザ菌感染症の初診に適した診療科目

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