壊血病カイケツビョウ

壊血病はどんな病気?

ビタミンCの欠乏によって出血性の障害が体内の各器官で生じる病気です。脱力や体重減少、筋肉痛などの症状が現れます。
大航海時代は太洋を航海する船中でよく発症し、致死的であることから恐れられました。
ビタミンCが長期に渡って欠乏する状態が続かないと発症しないので、現代の日本においてはほとんど見られない病気です。



壊血病の症状
壊血病の症状は、成人と乳幼児で違いがあります。成人では、倦怠感や食欲不振が起こり、血管が脆弱になるため出血しやすくなって、皮膚に皮下出血の紫斑ができたり、粘膜や歯ぐきから血が出たりします。感染に対する抵抗力も弱くなり、重症になると全身が衰弱していきます。
乳幼児の場合は、骨の形成不全や歯の発生障害があり、四肢骨膜の出血も見られます。

壊血病の原因
壊血病の原因は、ビタミンCの不足が理由とされています。ビタミンCのは体内のタンパク質を構成しているアミノ酸のひとつ、ヒドロキシプロリンを合成するために必要不可欠なものとされています。
それらが欠乏することによって、合成が不可能になり、最終的に組織の生成と保持ができなくなってしまうのです。

壊血病の検査と診断
壊血病の診断は、主に症状と問診により確定します。血液検査が行われることもありますが、診断の確定においては補助的な役割です。
皮下出血や歯肉の出血、腫れなど身体的な状態および生活習慣、食生活など問診が重視されます。
患者が子供の場合は、レントゲンにより骨の成長が妨げられていないかを確認する検査方法もとられます。大人の場合は行われません。

壊血病の治療方法
壊血病の治療法は、ビタミンCの投与によって行います。ビタミンCを一日あたり数回、服用あるいは注射を用いて投与することになります。
しかし、ビタミンCの投与を長期間、大量に行うと尿路結石を引き起こすことがあるため、注意が必要になります。
また、貧血症状がある場合の対処方法として、鉄分の補充を行うことによって症状の改善ができます。

壊血病の初診に適した診療科目


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