クループ クループ

初診に適した診療科目

クループはどんな病気?

クループ症候群また別名急性咽頭炎と呼ばれている病気は声帯が炎症を起こし腫れることで呼吸の際の空気の通りを悪くしてしまう病気です。原因としてはウイルスや細菌が原因で起こる事もあり、特に乳幼児から幼児期にかけて見られます。始まりは風邪に似た症状が起こり咳、鼻水、熱などが続き、オットセイのようなバウバウと言った咳が出て次第に声が枯れていきます。

主な症状

クループとは、呼吸困難のような感じであり、夜間に息苦しくなることが特徴です。このため、喘息のような症状になり発熱なども発生します。このように、この病気は極めて危険な病気であるために速やかに治療を行う必要があります。また、安静時にも変な音などが聞こえる場合には極めて危険な状態であるために、病院に通って治療を受ける必要があります。

主な原因

クループの原因はウィルス感染したことで咽頭が炎症を起こした結果です。咽頭の粘膜が炎症を起こし腫れ上がっているので食べ物を食べることもままならず、つばを飲み込んでも痛みが出るのですが、腫れが悪化してくると息をするのも辛くなります。空気中に存在しているウィルスや細菌の全てが引き起こす可能性を持っており、空気が乾燥する冬が厄介です。

主な検査と診断

クループは特徴的な症状が診断の大きな手がかりになるため、その検査方法は主に喉頭ファイバースコープによる検査になります。その検査で声門下粘膜が赤くなっていたり腫れていることによって声門下気道が狭くなっていることでその診断が確定します。また、区別のつきにくい、似た症状のものと区別をつけるために問診やX線検査などもあわせて行います。

主な治療方法

細菌に感染した事が原因でクループが発症した時は、抗生物質を投与して治療を行ないます。重症の場合は、気管にチューブを入れて呼吸をスムーズにする手術を受けることで治すことが出来ます。気管を切り開く手術でも、治療することが出来ます。ウイルスに感染して発症した場合は、喉の腫れを治す薬を飲む治療法で、病気の症状を緩和する事が可能です。