先天性心疾患 センテンセイシンシッカン

初診に適した診療科目

先天性心疾患はどんな病気?

先天性心疾患は、胎生期~乳児期においての心臓や大動脈系などにおける形成異常の総称のことです。約1000人に対して6~10人に先天性の心疾患が認められています。原因は現在分かっているものは単一遺伝子病、染色体異常、先天感染、環境因子があります。 症状の現れ方は母乳・ミルクの飲む量が少ない、呼吸の数が多い、汗が多いなどがあります。未だ明確な治療法は無いです。

主な症状

先天性心疾患で現われる症状はさまざまなものがあり、心臓のどの部分に疾患があるのかによってそれは異なります。血液の循環が正常に機能しないことから、心臓自体への負担と肺への負担が大きくなるのです。具体的な異常の例としては、肌の色が悪い、呼吸の数が多い、ミルクを欲しがらない、成長スピードが極端に遅いなどといったものが挙げられます。

主な原因

先天性心疾患の原因は現代医学では、まだ不明です。わかっていることは、精子と卵子が受精卵となり、細胞分裂を開始し、その分裂の際、正常な心臓が生成されず、奇形ができあがる。そのため、正しい血行動態が得られず、血中の酸素が十分に全身に運ばれない。そのことより、チアノーゼになり、産後まもなく緊急手術を行わなければならなく例もある。

主な検査と診断

先天性心疾患の場合におこなわれていく検査方法はとても沢山あります。行われていくものがx線検査や心臓の超音波検査、心電図、血液のなかみをしらべていく血液検査、カテーテルをもちいていく心臓カテーテル検査がおこなわれていきます。また遺伝によることも考えられますので遺伝学的な検査をおこなっていきます。その中には染色体検査もふくまれます。

主な治療方法

先天性心疾患の治療法で重要な要素としては、出来るだけ早期に治療するようにすることです。具体的な治療の方法としては、まずは外科手術が挙げられます。その他には、内科の治療として利尿薬といったような薬や、強心薬といったような薬を服用することも治療の方法となっています。そして、カテーテル治療も必要な場合がありますので、しっかりと検査することが大切になっています。