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今回は『赤ちゃん!保湿が重要な理由‥・。』をご紹介させて頂きます。

何もしなくてもスベスベでもちもち、きめ細かい赤ちゃんのお肌。
女性からしたら羨ましいと思うそのお肌ですが、実は赤ちゃんのお肌はとってもデリケートなんです。
何もしなくてもキレイと思ったら大間違いで、しっかりと保湿ケアをしなければいけないって知っていましたか?

保湿が重要な理由

赤ちゃんのお肌は、大人の半分ほどの薄さしかありません。
ですから、水分を肌に保持する機能がとても弱いのです。
さらに、皮脂量も水分量も少ないため、外からの刺激に対する肌のバリア機能がとても弱いんです。

お母さんのお腹の中にいた頃は、ずっと羊水でお肌も守られていた赤ちゃんのお肌ですが、生まれてきて外に出てきてからは乾燥した空気、紫外線、ホコリと沢山の強い刺激にさらされてしまいます。
しかし赤ちゃんのお肌はそれらに対抗する強さはまだまだ持ち合わせていないのです。

皮膚が薄く、皮脂量も水分量も少ない赤ちゃんのお肌は当然乾燥してしまいます。
乾燥をするとさらに皮膚のバリア機能は弱くなってしまうので、すこしの摩擦で肌荒れを起こしてしまうのです。

生後1ヶ月から約1歳くらいまでの間に起こりやすい乳児湿疹は、乾燥が原因で起こるものが多いんです。
さらに酷い場合、乾燥はアトピーを招いてしまうことだってあるんですよ!
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こまめな保湿ケアを!

肌の弱い赤ちゃんを乾燥から守るためには、普段からの保湿ケアに気を配ってあげてください。
乾燥しやすい赤ちゃんに関しては、朝の着替えやオムツ替えのたびに保湿をしてあげましょう。

入浴後の保湿は特に重要となります。
また、肌の洗いすぎは角質を傷つけてしまい、さらに赤ちゃんの肌の乾燥を招いてしまうのでタオルでのゴシゴシ洗いや石鹸で洗いすぎたりなどはしないようにしましょう。
赤ちゃんの身体を洗うときは、赤ちゃん用の低刺激の石鹸をしっかり泡立てて、指で触れず泡で触れるようなイメージで洗いましょう。
また、長湯はNGでかゆみを強める原因となりますので、38~9度ほどのぬるめのお湯で5分から長くても10分程度浸からせてあげるので十分です。
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時期によって違う保湿ケアの方法

水分量が多いローションタイプ、油分が多いオイルタイプ、その中間のミルクタイプやクリームタイプがあります。

新生児から生後3ヶ月頃までの間は、赤ちゃんはお母さんの女性ホルモンの影響から皮脂の分泌が活発になっているのでローションタイプを使うのがいいでしょう。
生後4ヶ月以降は皮脂の分泌量が減っていき、大人以上に乾燥しやすくなってしまいます。
特に乾燥に気を配らなければなりませんが、乾燥が気にならない場合はミルクタイプを、乾燥肌の子はオイルタイプを使ってあげるといいと思います。
ベビーローションの上からベビークリームを塗ってあげるのもいいでしょう。
今では様々な種類のベビーローションやベビーオイルが販売されているので、赤ちゃんのお肌に良いものを使ってあげてくださいね。

基本は入浴後の清潔なお肌に塗ってあげましょう。
しかし、口のまわりも乾燥しやすいので、食後に口のまわりを拭いた後に塗ってあげるのもいいと思います。
身体や顔だけでなく、忘れがちな首の後ろ、耳の後ろ、手首などにも塗ってあげてください。
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正しい保湿ケアでお肌を守ってあげましょう!

薄くてやわらかい赤ちゃんのお肌は、保湿をしてあげないと湿疹ができてしまったりアトピーになってしまったりととてもデリケートです。
小さな赤ちゃんか痛々しい湿疹などに脅かされるのはとてもかわいそうですよね。
赤ちゃんは自分で自分の身体を守ることができませんから、大人がお肌を守ってあげないといけません。

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