下肢静脈瘤、お薬の処方に関して

ゆりあの写真
ゆりあ
(女性 / 50代)
お世話になります。

母と全く同様の症状が、年を重ねて出てくるようになりました。
酷使すると 脚の部分の静脈が浮き出し、
リンパの流れも悪いようでむくみがひどいです。

ある個人クリニックで 下肢静脈瘤で このままでは死ぬよと言われて、バイアスピリンというお薬を毎日服用するよう言われました。副作用もなく 血をサラサラにするお薬で、ご自身も毎日飲まれていると言われるので安心して数ヶ月飲んでいた辺りで、それまでなかった片頭痛、歯茎や傷口の血が止まりにくい状態が気になり出し
他に薬の服用ないことから 試しにバイアスピリンを止めてみたところ、症状はなくなりました。

脚の方も 毎年のように春になり暖かくなり 冬に遠方までの自転車通勤していた酷使を止めると 落ち着いていました。

後日、別の件の雑談から
出血傾向や脳の動脈瘤ある方などには
バイアスピリン処方は厳禁と言われている医師の言葉に 驚きました。
以前、私は出血傾向あることを話したことがあったからです。

バイアスピリンは血栓予防には良いのでしょうが、出血傾向の私には 常用処方されるべきではなかったのではないでしょうか?

下肢静脈瘤にはお薬の処方は、どのようにされておられますでしょうか?
また処方にあたって検査や事前に聞き取りなどはされますでしょうか?

また最近、下肢静脈瘤の治療が様々あることを初めて知りました。
お忙しいのに恐縮ですがよろしくお願い致します。
下肢静脈瘤では血栓性静脈炎が合併しているケースや、下肢静脈瘤は二次性であり実は深部静脈血栓症であるといった際などに抗血栓薬が用いられます。抗血栓薬はさまざまありますが、その中でバイアスピリンは、効果もmildですが副作用も少ない部類に入ります。治療の必要性や体質を検討のうえで抗血栓療法は行われますが、その際に今まで知られていなかった体質が判明する場合もあるかと思います。今回の症状変化や副作用についての情報を主治医と共有されて今後に活かされることをおすすめします。
検査はエコーが標準です。静脈撮影しても必要な血管すべてに造影剤が行きわたるとは限らないですし、CTでは立体構造が客観的に把握出来たとしても姿勢を変えられるわけではありません。
出血傾向の強い方は、血栓は出来にくいのが通常と思います。EPA製剤あたりは無難と思いますが、
抗血栓作用が弱い分、生死に関わる血栓性病変が完治するとも考えにくいです。
出血傾向や血栓性病変が実際どうなのか把握できないと適当な薬剤は申し上げにくいです。
たいしてお役に立てずすみません。