胃がん イガン

初診に適した診療科目

胃がんはどんな病気?

胃がんとは胃の粘膜にできる悪性の腫瘍のことです。比較的男性に多く、年齢層は50代から60代が多いといわれています。肺がんについで2位となっていますが、早期発見すれば95%は完治できるといわれています。ただ、悪質とされるスキルス性のがんは早期発見が難しく、進行が早いため治療が非常に困難とされています。またこのがんは30代から40代の女性に多く見られます。

主な症状

胃がんの症状とは、まず胃の痛みです。吐き気や胃の不快感を覚えることもあります。そして胃の中で出血している場合は胃に不快感を覚えて吐血してしまう事もあります。この血液は嘔吐の際に喉が切れた時のような鮮やかな色をした血液ではなく、赤黒い血液です。匂いも少し生臭く、明らかに異常と感じられるものです。酷い場合は大量吐血します。

主な原因

胃がんにかかる原因のひとつとして言われているのは、タバコです。タバコに含まれる有害物質が、その確率を高めます。他には、乱れた食生活、塩分の摂りすぎ、ストレスなどがあります。とくに塩分を摂りすぎると、胃壁を守ってくれている溶液が溶けてしまい、そうなると発がん性の物質がより胃に吸収されやすくなってしまいます。

主な検査と診断

胃がんの主な検査方法は、胃内視鏡です。早期がんの発見には不可欠です。45歳以上の場合、毎年この検査を受けることをお勧めします。他に、バリウムを用いて胃のX線検査をする上部消化管造影検査がありますが、この検査は古い方法で、早期のがんを見つけることは非常に難しいとされています。 胃内視鏡は最近、経鼻でもできるようになっており、楽に受けることができます。 

主な治療方法

早期胃がんの場合、特殊な胃内視鏡を用いて、胃がんのそのものを削り取るESDという手法がとられます。この場合、開腹手術ではないので、体への侵襲が非常に小さくなります。進行胃がんの場合は、抗がん剤治療や外科的治療(開腹手術)が選択されます。治療方法は、がんの進行ステージによって変わってきます。いずれにしろ、早期に胃がんを見つけることが重要なので、定期的な胃内視鏡検査をお勧めします。