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結核?せき長引けば受診を

医療ニュース
今回のホームページ制作に役立つコンテンツは、1月9日(金)日経新聞らいふプラスに掲載の「結核?せき長引けば受診を 」をご紹介させて頂きます。

結核は古くて新しい病気といわれています。かつて不治の病と恐れられていましたが、現在は薬を飲めば治せるようになりました。
ただ、日本は、毎年2万人以上の新しい患者が発生し、年間2,000人以上が亡くなっています。
症状は風邪と似ているが、せきなどが2週間以上続く場合はを疑い、早めに医療機関を訪れることが大切です。
 

結核とは

結核結核菌の感染によって発病します。
2013年に新しく結核を発病した人は2万495人に上り、人口10万人あたりの新規結核患者数を示す罹患率は16.1で大半が10を下回る欧米先進国より高くなっています。
結核は人から人にうつります。せきやくしゃみの小さなしぶきの中に含まれていたり、室内の空気中に漂っていたりする結核菌を吸い込んで感染します。
ただ、感染しても免疫力が高ければ、結核菌は死滅するか体内で休眠状態になります。その為、感染した人のうち、生涯で結核を発病するのは1~2割で、大半は発病しないで済みます。
しかし、高齢者や糖尿病、がんなどの病気で免疫力が落ちた人では、何十年も休眠状態にあった結核菌が増えて発病してしまうケースがおきます。
実際に、13年に発病した人の多くは、70歳以上を占めました。
また、子供の頃に結核予防の為の『BCGワクチン』を接種していても、その効果は10年~15年程度にとどまるとされている為、20~30代も発病者の1割以上を占めています。
 

結核の症状

結核を発病すうると、せきやたん、発熱など風邪によく似た症状が出る。また息苦しい、食欲が無い、などの症状も現れます。
せきも喘息のような激しいものではなく、本人はたいしたことはないと思いがちで、そのまま放置してしまい、重症化してから初めて受診される方も少なくありません。
ただ、普通の風邪ならば1週間程度で症状が改善しますが、2週間たってもせきやたんが続くようなら、結核を疑って医療機関を受診することが重要です。
結核を発病している場合、胸部エックス線検査をすると結核の増えた病巣が白い影となって映る。
※たんを薬剤で染色して結核菌を検出する方法もあります。

 

結核の治療法

結核治療は薬の服用が基本です。
服用期間は病状にもよりますが、3~4種類を約半年から1年間飲み続ければ、治せます。
※多くは通院で治療するケースです。

治療で注意したいのは、治療が治ったからといって途中で薬を飲むのをやめてしまうと、薬の効きにくい薬剤耐性菌がうまれやすくなる点です。
耐性菌には通常の薬が効かず、場合によっては病巣を取り除く手術が必要になることもあります。
医師の指導に従い、処方された薬は最後まで飲みきる事が重要です。


結核の感染症対策として、職場などの定期検診をしっかり受ける事。
特に学校や塾の先生、医師など、大勢と接する機会が多い職業の人は自覚を持つ事が大切です。
また、結核の症状が出ても、受診が遅れる傾向がありますが、本人の治療が長引くだけでなく、周囲にうつす可能性もたかまってしまう為
結核を甘く見ないで、早期に発見し、きっちり治す事が重要です。