結核菌カッカクキン

結核菌はどんな病気?
結核菌は長さ2~4マイクロメートルの細長い棒状の菌で抗酸菌の一種です。抗酸菌は丈夫な膜に覆われています。よって、酸、アルカリ、アルコール、乾燥、寒冷に対して強いですが、高熱や直射日光には弱いという特性があります。菌が体内に入ってしまった場合、免疫によって菌の活動は停止しますが、死滅はせず体内にとどまるケースもあります。その場合、体の免疫力が低下すると、再度活性化して発病してしまうことがあります。

結核菌の症状
結核菌は多部位に感染が渡る場合があります。近年でも多い肺への感染の場合、初期症状はよく風邪と間違われるような状態が続きます。長期に渡る37℃程度の微熱が続き、血痰、咳、全身倦怠感、食欲不振による体重減少、就寝中に大量の汗をかく等といったものが見られます。これが髄膜炎の場合になると、痙攣や頭痛、嘔吐、昏睡といった非情に危険な状態になりかねません。

結核菌の原因
結核菌の感染症の代表的なものは肺結核ですが、その原因は飛沫咳の吸入による空気感染です。結核患者からの咳、くしゃみ、唾により感染します。感染者の多くは発病せず潜伏感染しますが、約10%が最終的に発病します。また、肺以外に中枢神経やリンパ組織、血流、泌尿生殖器、骨、関節などにも感染し、発症する器官も全身に及びます。免疫はこれら感染先の宿主細胞を攻撃するため、重篤化します。

結核菌の検査と診断
結核菌検出の検査方法は3つあります。まず、塗抹検査です。たんをスライドガラスに塗抹、染色し、顕微鏡で検出します。菌の区別はともかく、存在量を迅速に知ることができます。次に、分離培養法です。菌種の鑑別、同定や薬剤感受性を調査するのに必要ですが、時間がかかります。最後に核酸増幅検査です。たんなどの患者の検体からDNAを抽出し、検出する方法です。迅速で、感度もよく、菌の区別も可能な高度な方法です。

結核菌の治療方法
結核菌の治療法は、いまはかなり簡単になっています。病気にかかっているということで診断が降りた後は、他人との接触をしないようにしつつ、一方できちんと内服薬を飲むということをやるだけでいいのです。もちろん、内服薬についてはある程度効いたであろうということがしっかりと確認できる期間、つまり半年~一年程度はじっくりと見ていかなくてはいけないとされています。

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