白目のシミ「結膜母斑」について【監修医師:イセザキ眼科医院 杉本哲理 院長】

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今回は『白目のシミ「結膜母斑」について』をご紹介させて頂きます。

本記事はイセザキ眼科医院(神奈川県横浜市)の杉本 哲理 院長にご監修いただきました。

第一印象は、「見た目の3秒」で決まる?

人と会うときは「第一印象が大切」といわれます。アメリカで活躍したポーランド出身の社会心理学者ソロモン・アッシュ氏によると、人ははじめに受けた印象が、その後の印象にも影響を与えやすいといいます。これは、「初頭効果」という心理的な働きによるものです。

そして私たちは、相手の「第一印象」を約3〜7秒で決めているようです。さらに、そのたったの3〜7秒で得た印象は、その後も約2時間継続しながら、潜在的にはおよそ2年間も自分のなかに残るといわれています。第一印象の約55%は「視覚情報」です。つまり、相手の声や話し方、話の内容よりも、見た目が、初対面にはとても大事というわけです。

気になる? 白目の「シミ」

それでは、はじめて会った人の、どこにウェイトを置きながらを、何を見ていますか。約78%の人が「目」や「目元」で気にしているといいます。人に好印象を与えるのは、「優しい目元」や「きれいな目」だということです。優しさついては、穏やか心で普段から内面を磨くことを心がけるとして、さて、きれいな目とはどういった状態でしょう。

よく言われるのは「透明感」です。潤んだ黒目に、真っ白な白目が、透明できれいな目をつくります。しかし、よく見ると、真っ白な白目をしている人は、ほとんどいません。うっすら血管が見えていたり、シミやホクロのようなものが出ていたりする人は大勢います。「結膜母斑」とは、このように目にできる「シミ」のようなものです。

実は「多くの人に」結膜母斑はある

「結膜母斑」は、白目にできる茶色がかったシミのようなものです。色の濃さ、大きさ、形、位置は人によってさまざまです。といっても、結膜母斑が、大きいものや色のはっきりしているものは、まわりから見て目立つことがあるでしょう。

結膜母斑は、めずらしい症状ではありません。ほとんどの人の白目に、結膜母斑は見られます。鏡をご覧になると確認できるでしょう。小さくて目立たないシミが、1つくらいはあるものです。結膜母斑が、黒目と白目の境目付近にある場合は、さらに見つけにくいかもしれません。

しかし、結膜母斑が「ある」からといって、健康上の問題が生じることはありません。気になるほどの大きさでなければ、治療の必要はないでしょう。そのまま放置しておいても、視力が悪くなるなどの心配もありません。

悪性化も「稀に」ある

結膜母斑の発生は、ほとんどの原因が「遺伝」や「紫外線」や「加齢」によるものです。そのため、生まれつき目のなかに存在している人もいますが、人によっては成長や加齢にともなって、結膜母斑が濃く大きくなることがあります。

一般的に病気の心配をする必要はありませんが、稀に悪性化して「悪性黒色腫」と呼ばれるガンに発展することがあります。「メラノーマ」とも呼ばれる皮膚ガンの一種です。メラノーマは、メラサイト(色素をつくる細胞)が、悪性化して起こります。目のガンとして知られ、中高年の人が気をつけたい病気です。日本人では年間で10万人に1~2人の割合で発症するといわれています。

治療方法は「レーザー治療」

結膜母斑が気になるようなら、一度「眼科」を受診し、医師に相談するのがよいでしょう。病気とは関係なくても、見た目の問題として、白目の「シミ」を取り除きたいと希望する人は意外と多くいます。

治療方法は「レーザー治療」が一般的です。「レーザー治療」では、目のなかに麻酔成分の入った目薬を入れてから、レーザーを当てて結膜母斑を除去します。結膜母斑は病気ではないため自費診療となります。病院によって治療期間、費用、メリット・デメリットが違うため、よく確認して信頼の出来る病院を選んで下さい。

【この記事の監修・執筆医師】

イセザキ眼科医院
杉本 哲理 院長

〒231-0048
神奈川県横浜市中区蓬莱町3丁目110 ビル2階

TEL:045-261-2782

<参考>
イセザキ眼科医院公式ホームページ
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