生理痛とも違う「排卵痛」の症状や原因

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今回は『生理痛とも違う「排卵痛」の症状や原因』をご紹介させて頂きます。

生理痛と「症状は似ている」が違うもの

排卵痛とは、排卵日の前後に起こる下腹部の痛みです。生理痛と同じような症状が起こります。そのため、生理痛と勘違いする人もいるでしょう。体が重く、だるい状態を数日続くことになります。生理痛と同じように、症状には個人差が大きくあり、なかにはまったく痛みを感じないという人もいます。

生理痛と同じような症状ですが、その経緯はまったく異なります。一般的な生理周期(28日周期)であれば、排卵日は生理開始日から約13~15日後になります。そして、排卵日から約3日間を「排卵期」といいます。「排卵痛」は、排卵日の前日と排卵期を合わせた「約4日間」が症状のあらわれやすい時期となります。

症状は「3つのタイミング」で起こる?

排卵痛は、必ずしも排卵日に起こるとは限りません。
(1)排卵前
(2)排卵日
(3)排卵後
の3つのタイミングで症状があらわれます。症状の感じ方は人それぞれですが、一般的に「排卵前」では、下腹部の広い範囲に針で刺すようなチクチクした痛みを感じます。

「排卵日」には、下腹部は全体の張りとともに、強めの痛みに襲われます。腹痛以外にも、体のだるさ、腰痛、ひどい眠気・頭痛・めまい・悪心(気分が悪くなり、吐き気をもよおすこと)などの症状によって体のバランスが崩れ、日常生活に支障をきたすことがあるでしょう。「排卵後」は、下腹部に不快感が残り、わずかな出血が見られることがあります。

それらの症状は、毎月同じように起こるとは限りません。排卵は左右の卵巣で交互に起こるため、痛む場所が月によって異なる人、片方だけが痛む人、などさまざまです。

痛みのほとんどは「3つ」の原因から

生理周期は、「月経期」、「卵胞期」、「排卵期」、「黄体期」の4つに分かれています。そして月に一度、卵胞期に卵巣のなかでは、約15~20の卵子が成熟します。卵子は、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の分泌や刺激を受けると、そのうちのもっとも成熟した卵子が1つだけ、左右にある卵巣から交互に卵胞から飛び出します。この一連の働きが「排卵」です。

さて、排卵痛のおもな原因は、
(1)卵巣の腫れ
(2)女性ホルモンの排出
(3)排卵時の出血
の3つとされています。卵胞期に卵胞が大きく成熟すると、それに合わせて卵巣も腫れたような状態になります。すると、下腹部が刺激され、広い範囲でチクチクとした痛みが起こります。

また、排卵のために分泌されたエストロゲンは、排卵直後に排出されます。そのタイミングで、下腹部に強い張りが起こります。さらに排卵の際には、卵巣の表面がわずかに傷つき出血が起こります。その刺激が「排卵痛」を引き起こすとも考えられています。それ以外にも、体温低下による冷え、血流の悪さ、などが排卵痛の原因として挙げられています。

上手に「付き合うこと」が大事

排卵痛において、出血が多い、痛みが激しいときは、早めに「婦人科」を受診し、医師に相談するのがよいでしょう。排卵痛は、月経周期に起こる生理現象であるため、その痛みをまったく起こらないようにすることはできませんが、症状を和らげるための対処はできるものです。

排卵痛は、
(1)運動不足の人
(2)筋力が低下している人
(3)冷え性の人
(4)睡眠不足の人
(5)過度なストレスを抱えている人が、ひどく症状に悩まされるといいます。
早寝早起き、バランスのとれた食事、など生活習慣を改善し、さらに日頃の運動習慣を身につけることが、症状の緩和につながります。そして、夜には温かいお風呂に入って、体と心を十分にリラックスさせましょう。排卵期には、医師から処方された「鎮痛薬」を服用しながら、上手に付き合うことが大事です。

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